今日のお題はベネトのチーズです。
ワインの話題になると、ベネトはかなり活気づく地方。
ベネト料理となると、知名度はワインより落ちますが、ワインと共にベネトの名産物として知られているのが、チーズだそうです。
ベネトの代表的Dopチーズは8種類。
アジアーゴAsiago、カザテッラ・トレビジャーナCasatella Trevigiana、グラナ・パダーノGrana Padano、モンタジオMontasio、モンテ・ベロネーゼMonte Veronese、ピアーベPiave、プロポローネ・バルパダーナProvolone Valpadana、タレッジョTaleggio。
ベネトの名産物↓
どの地方に属するか様々な説がある世界一有名なドルチェ1.ティラミス、ビチェンツァの伝統料理2.鴨のラグーのビゴリbigoli co l'anatra、3.リジ・エ・ビジrisi e bisi、中央ヨーロッパの影響を受けたビーツの詰め物のラビオリ、4.カスンセイcasunzei、5.女神の愛の伝説があるバレッジョのトルテッリ―ニTortellini di Valeggio、羊飼いが作った料理6.ニョッキ・コン・ラ・フィオレータgnocchi con la fioreta、変わった作り方のベローナの米、ビアローネ・ナノ米の7.リゾット・アッラ・イゾラーナrisotto all'isolana、ベネト料理のシンボル、8.バッカラ・アッラ・ビチェンティーナbaccalà alla vicentina、漁師が魚を保存するために考え出した料理、9.サルデ・イン・サオールsarde in saor、ボッリート用名物ソース、ベアラを添えるボッリート。10.パドバ風ボッリート、レッソ・エ・ベアラ・ベロネーゼlesso e pearà veronese e bollito padovanoパドバ―ノ。ベネチア料理のクラシック、レバーのベネチア風11.fegato alla venezianaは子牛のレバーよりマイルドな豚のレバーとキオッジャの玉ねぎの組み合わせ、
かまどで質素な素材を煮込む12.ソーパ・コアーダsopa coada、キオッジャ名物の濃いズッパ13.魚のブロデット、14.ベローナのカーニバルの主役、ニョッコを添えるパスティッサーダ・デル・カバルpastissada del caval、串焼きの回転グリル、15.トッレサー二・アッロ・スピエードTorresani allo spiedo、8つの角がある星の形のドルチェ 16.nadalinナダリン。
ベネトはドロミティからアドリア海まで、様々な地形に恵まれた地方で、30%は山岳地です。移牧の羊飼いや隊商が行き来してベネトの歴史は紡がれ、山麓ではミルクは美味しいチーズに加工されて、コミュニティーが形成されてきました。周囲の平野は河につながり、遠くのアペニン山地の食文化をベネトまで伝えました。ベネトでは、チーズには通貨の役割がありました。パドバ公の領土はアジアーゴ高原まで広がっており、地元の数多くのチーズが支払いに用いられていました。
手間をかけて作られる強いアロマのあるアジアーゴは、舌の肥えた支配者階級にも人気があり、広まりました。
アジアーゴの話、次回に続きます。
ベネト料理、面白そうです。
“グイド・トンマージ・クチーナ・レジョナーレ”シリーズ
『ハリーズ・バー』
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