2022年9月4日日曜日

バゲットのサンドイッチは多国籍料理。


今日の料理はブリーとレッドカラントのチャツネのバゲットBaguette con brie e chutney di ribes(リチェッタはCIR10月号P.37)。
今日は多国籍な話です。

フランスを象徴するような2つの食材、ブリーとバゲットは相性抜群。
ブリーのバゲット↓

ブリーはチーズの女王様。


これにレッドカラントが加わると、もっと完璧な組み合わせに。
そしてチャツネ。このインドのフルーツとスパイスのペーストは、インドの宗主国イギリスに広まりました。
なのでこのバゲットは、イギリスとフランスの食文化の華麗な融合とも言えます。イタリアにも影響は伝わっていて、チャツネはよく登場します。
イタリア風ならトマトチャツネ、というのは誰もが考えそうなことですが、そもそもインドにトマトチャツネがありました。パスタやピッツァにもよく合いそう。


レッドカラントのチャツネ。


インドのチャツネ6種。




=====================================
イタリアの料理月刊誌の日本語解説『(CIRクチーナ・イタリアーナ・レジョナーレ)
[creapasso.comへ戻る]
====================================


0 件のコメント:

ローマ帝国の中でも上質のワインと評価されていたタウラージはアリアニコのワイン。その評価の普及にはフィロキセラも一役買ってます。

今日のお題はタウラージ。 タンニンが強いのが特徴のカンパーニアのイルピーナ地方の上質ワイン。 アリアニコというぶどうから造られるローマ帝国の中でも上質のワイン。 北と南は比べられることも多くて何かとライバル関係。 南の代表、ナポリのワイン、タウラージは、北のワインバローロにたとえ...