2022年9月22日木曜日

ワインから始まったベネトの美食の旅は、チーズ、サラミへと続いていきます。

ベネトのチーズの話。
アジアーゴの次は、ベネト料理のリチェッタに度々登場して気になっていたチーズ、モンテ・ベロネーゼMonte veroneseです。
ベローナの山、という名前だけど、その名の通りベローナの牛乳のチーズ。正確には広大な牧草地帯でもある標高1500~1800mのレッシーニ山地Lessiniaの丘陵や山岳地帯のチーズです。
甘い、牛乳やヨーグルトの香りのチーズ。熟成が進むと辛さが増します。
アジアーゴと同じく、フレスコとベッキオの2タイプがあり、フレスコタイプはりんごやラモンのいんげん豆に合う。ベッキオはくるみなどのナッツと相性が良い。食後にじっくり味わうチーズ。
アジアーゴと同じ山小屋のチーズ、モンテ・ベロネーゼ↓

モンティ・レッシ―ニのレストラン↓

上の動画でちょうど名前が出たベネトの名物サルーミ、ソプレッサsopressa↓
塩気が利いているのが特徴。甘いチーズによく合いそう。

山小屋の料理を出すレストラン↓



これらの料理を見ていると、トレンティーノやドイツの料理を感じます。

ソプレッサの話は次回に。



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イタリアの料理月刊誌の日本語解説『(CIRクチーナ・イタリアーナ・レジョナーレ)
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