イタリアでも日本でも、ほんとに地震はもういやだ~。
気分を変えて、今日はピノキオの話。
『ラ・クチーナ・イタリアーナ』の記事の解説です。
この記事によると、ピノキオにチブレオが出てくるらしい。
フィレンツェの有名レストランじゃないですよ。
フィレンツェ名物の内臓料理の、チブレオです。
とは言え、チブレオを食べたことがある人、イタリア人でもどれくらいいるんでしょうか。
ピノキオに出てくるくらいだから、有名な料理なんですね、きっと。
チブレオはこんな料理
この特徴的なぎざぎざしたものは、鶏のトサカです。
つまりチブレオとは、鶏の内臓とトサカのフリカッセのようなもの。
名前は有名でも、レストランで人気が出そうな料理でもないですね。
一応、こんな料理だということを覚えておいてください。
さて、ピノキオです。
ピノキオってどんな話でしたっけ。
嘘をつくと鼻が伸びるってことと、クジラに飲み込まれたぐらいしか覚えてないけど、
チブレオがどこに登場するかと言うと、ピノキオが猫と狐と一緒に行くオステリーア、ガンベロ・ロッソで注文する料理の1つです。
そう、雑誌やワインの格付け本でおなじみの、あのガンベロ・ロッソは、ピノキオのこのオステリーアの名前から取ったんですねえ。
それにしても、ピノキオに猫や狐なんて萌えキャラでてきたっけ?
なんて無邪気なこと考えてたら、とんでもなかった。
↓ディズニーの猫と狐はなんとなくうさんくさいけど、
↓TVドラマの実写版の猫と狐(大きいほう)は、超いやな最低のペテン師。
こんないたいけな子供からお金巻き上げようとしているんですよー。
カモにされたピュアなピノキオちゃんが可哀そうで可哀そうで、おばちゃん、もう見てられませ~ん。
しかもあのおせっかいな雌鶏に、自分の姿が重なっちゃうよお。
騙されないようにピノキオに忠告して、猫に殺されちゃうんですよ!
いやだこんな鬱展開。
しかも、これはまだ序の口。
ピノキオに降りかかる不幸の詳細は、こちらのページでどうぞ。
↓
ピノキオのあらすじ
最初は愚かな子供だったとは言え、ピノキオに降りかかる災難の数々は、もう異常。
子供のうちからこのくらい重い話を聞かせておけば、さすがに簡単には騙されなくなるってもんだ。
でも、人間不信にもなりそう
ドラマ版ピノキオ第1話-1
ガンベロ・ロッソのシーンを探すために実写版のドラマを見ていたら、気分はすっかりどん底です。
ぐったり疲れたので、ガンベロ・ロッソの話は次回に。
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関連誌;『ラ・クチーナ・イタリアーナ』2011年4月号、“チブレオ”の記事の解説は、「総合解説」2011年4月号(近日中に発売予定)に載っています。
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