イタリアの伝統的なレイヤーケーキの代表は、例えばトルタ・ディプロマティカ。
ベースはスポンジ生地にアルケルメスの赤いシロップを塗ったもの。これで厚いクリームの層を挟んだケーキ。お祭り気分を盛り上げるウエディングケーキなど派手なケーキの典型的な製法。
マスカルポーネはフィリングにピッタリ。レモンもマスカルポーネもイタリアをイメージさせる食材。
ここにアルケルメスが加われば無敵。
アルケルメスとフィレンツェ。
そしてこの(CIR)のリチェッタのケーキもマスカルポーネとアルケルメスは使われていますが、あまり聞いたことがないクリームがはさまれています。
それはクレーム・ナメラカというものです。ナメラカという名前は、どう考えてもイタリア語じゃなくて日本語。私は初めて見ましたが、フランスのパティスリー界隈では有名なもののよう。イタリア語でもナメラカnamelaka。
スーパークリーミーという意味。
(CIR)のリチェッタの日本語訳と写真は、P.39。
クレーマ・ナメラカ。
ゼラチンとホワイトチョコレート入りなので冷やすと固まる。
アルケルメスシロップを塗った赤いスポンジ生地で挟まれた白いナメラカは、まちがいなくこのドルチェの主役。
アルケルメスは日本では手に入らないので余計に食べたくなる。
やっぱりズッパ・イングレーゼかな。大好きなドルチェで、フィレンツェでガボガボ食べて酔っぱらった原因。それ以来、イタリアのドルチェには忖度なしでお酒が入っていることを知りました。アルケルメスは赤いだけじゃなく、アルコール度が20~30度のお酒でした。
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この話は(CIR)2023年12月号のリチェッタ、“クリスマスのオリジナルドルチェ”の解説です。
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