2026年6月3日水曜日

トスカーナ。この地ならではの食文化から生まれる名物料理。

カンパーニアを代表する料理はドルチェのババでした。次のトスカーナの料理もドルチェ。ビジェリのトルタです。

トスカーナの地理。州都はフィレンツェ。シエナやピサなどの街があります。ダ・ヴィンチの絵のような糸杉の丘陵地がこの地方のシンボル的風景。マレンマ平野は重要な地域。


マレンマ。


代表的トスカーナ料理。ワインと牛肉は世界中に知られて多くの人を惹きつけるトスカーナの代表的産物。私もトスカーナとの出会いのきっかけはワインでした。でも、ビステッカと出会って以来、トスカーナに行く目的はビステッカ・アッラ・フィオレンテを食べることに変わりました。赤身肉がこんなにおいしいものだとは知らなかった。


トスカーナの産物。


ダリオ・チェッキ―ニはビステッカ・アッラ・フィオレンティーナの伝道師。もはや宗教がかってる。彼の店には世界中から信者が押しかけます。私も、初めて食べて以来、この料理の虜です。彼の牛肉に対する信念はすごい。


今やビステッカはダリオ・チェッキーノの代名詞。


私にヴィンサントの食べ方を教えてくれたのは、フィレンツェでイタリア語学校に通っていた時、同室だったスイス人たち。学校のカンティーナ巡りに参加した時の出来事でした。お酒にビスケットを浸して食べるという方法は、日本にいては、体験する機会は永遠になかっただろうと思います。

ヴィンサントとカントゥッチ―ニ。


トスカーナの代表として選ばれた料理は、ビステッカではなく、ビシェリのトルタでした。
あまり知られていないドルチェで、私もビシェリの意味を理解するのに苦労しました。でも、フィレンツェの象徴のあのビステッカはトスカーナの肉屋とは切っても切れない料理なので、トスカーナの外で、ましてや家庭で作るのはほぼ不可能。

ビシェリのトルタ。トスカーナのドルチェはリキュールをたっぷり使います。このドルチェも例外ではない。酔っぱらわないようにね。


ビシェリの話は次回。

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記事の内容は以前の(CIR)や販売している書籍から引用しています。

動画は日本語の字幕付きでご覧ください。

この話は(CIR)2023年10月号のリチェッタ《コンテンポラリーな地方料理》の解説です。日本語のリチェッタと写真はP.11。

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2026年6月2日火曜日

ナポリのババ・アル・ルム。

地方を太平評する料理を、コンテンポラリーな1品にする、というのがテーマの(CIR)の記事、マイナーな地方が続いた後は、メジャーな地方の登場、最初はカンパーニア州。ナポリがある州で、幸せなイタリアの象徴の地。どーんとそびえるヴェスビオ火山にナポリの漁業とレストランのシンボル、サンタ・ルチアが抱かれた活気あふれる街。アマルフィやカプリのような世界的な高級リゾートもあり、世界中から観光客がやってきます。

カンパーニアの地理。



カンパーニアの文化と料理。




イタリア料理に携わる人なら一度は訪れる州だし、アマルフィやカプリのようなリゾート地は観光で一度は訪れてみたい場所。ピッツァやパスタ、フリットも美味しい地方ですが、この地方の代表的料理として選ばれたのは、“ババ”。

たっぷりのラム酒のシロップをかけるババ・アル・ルム。





ドルチェを食べて酔っぱらう体験をしたのは、フィレンツェのごく普通のパスティッチェリアで。その時はズッパ・イングレーゼだったかなあ。日本でリキュールがかかっているドルチェを食べた経験がなかったので、酔っぱらうとは思ってもいなかったのですが、イタリアのドルチェは、高アルコール度のリキュールを惜しげもなくドバドバかけます。甘いものとリキュールの組み合わせに目覚めた経験でした。気がついたら目が回ってる。でも美味しくてどんどん食べちゃう。それ以来、薄めたリキュールをかけたドルチェでは、物足りなくなってしまいました。イタリアのリキュールのシロップをかけるドルチェは酔わせに来てる。

ズッパ・イングレーゼ。


このドルチェを現代人向きにするポイントは、ノンアルコールなドルチェにして子供にも食べれるようにすること。

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この話は(CIR)2023年10月号のリチェッタ《コンテンポラリーな地方料理》の解説です。日本語のリチェッタと写真はP.12。

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2026年6月1日月曜日

フリウリ・ベネチア・ジューリアのトリエステ風グーラッシュ。

コンテンポラリーな地方料理。さすがにカラブリアはマイナー過ぎてお手上げでした。次は、マイナーだけど、知名度はカラブリアより高い州、フリウリ・べネチア・ジューリアです。

フリウリ・べネチア・ジューリアの地理。オーストリアとスロベニアに隣接する州で、ハプスブルグの、中央ヨーロッパの影響を強く感じる地方。州都はトリエステ。

トリエステ。南イタリアの地中海世界にどっぷり浸っている時に初めて接した中央ヨーロッパの世界。とてもドラマチックな街、という印象でした。
トリエステ。


トリエステはカフェの街。


イリ―の本拠地。




フリウリ・べネチア・ジューリアの料理。


フリウリ・ベネチア・ジューリアの産物。


フリウリ・ベネチア・ジューリア料理の代表は、トリエステ風グーラッシュ。



ちなみにカラブリア料理を今どきの都会風にするポイントは、エレガントにすること。
トリエステ風グーラッシュは、玉ねぎの量を控えめにして軽い1品にします。

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記事の内容は以前の(CIR)や販売している書籍から引用しています。

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この話は(CIR)2023年10月号のリチェッタ《コンテンポラリーな地方料理》の解説です。日本語のリチェッタと写真はP.10。

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2026年5月29日金曜日

厳しい地方、カラブリア州。

(CIR)のリチェッタのテーマはコンテンポラリーな地方料理、プーリアの次はカラブリアです。
カラブリアの地理。ブーツの形のイタリアのつま先の部分。山と丘陵、そして海からなるバジリカータ。美しい地方ですが、よく聞く形容詞はaspraな地方という言葉。厳しい場所、という意味。その手つかずの自然の美しさは、逆に近寄りがたい場所、というイメージ。




トロペア。




カラブリアって謎な地方。

カラブリアの産物。地方としては謎だらけでも、名物はかなり有名。



その一つ、トロペアの赤玉ねぎ。


そしてスプリンガのランドゥーヤ。


そしてなんといっても唐辛子。


カラブリアが唐辛子が大好きな地方ということは有名だけど、その料理は、はっきり言って何も知らない。


典型的なカラブリア料理。


(CIR)が選んだカラブリア料理は“ジヌッラ・カ・トリンマzinurra ca' trimma”だって。どんな料理が想像もできない。
でもなんとなくいいところみたい。

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動画は日本語の字幕付きでご覧ください。

この話は(CIR)2023年10月号のリチェッタ《コンテンポラリーな地方料理》の解説です。日本語のリチェッタと写真はP.8。

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2026年5月28日木曜日

モダンなズッパ・ディ・ペッシェ。

イタリアを代表する小麦とオリーブの産地、プーリアを代表する料理に選ばれたのは、魚の料理、ガリポリのズッパ・ディ・ペッシェ、“ズッパ・ガッリポリーナ”でした。

プーリアのズッパ・ディ・ペッシェ。 漁師が獲った様々な魚で作った料理。

ズッパ・ディ・ペッシェ。


ズッパ・ディ・ペッシェの代表はマルケのブロデット。その魚の種類の多さから、漁師の家じゃないと家庭で作るのは無理と考えがちですが、種類を少なくしたシンプルバージョンが現代人に合わせたコンテンポラリーな地方料理。日本語のリチェッタと写真は、(CIR10月号)P.8にあります。


今回選んだシーフードはムール貝とホウボウ。イカとエビを省きました。


ムール貝はプーリア料理によく使われる人気の食材。その代表は、米、じゃがいも、ムール貝のティエッラ。


ズッパ・ディ・コッツェ。


プーリアのホウボウ。




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2026年5月27日水曜日

小麦とオリーブの産地、プーリア料理は何食べてもおいしい。

さて、プーリアを代表する料理に選ばれたのは、“zuppa gallipolina”です。正直言って初めて聞いた料理。ぶっちゃけると、ズッパ・ディ・ペッシェ。その名の通り、ガッリポリの料理。

イオニア海に面したサレント半島にあるガリポリ。観光客ウェルカムな街。



レッチェとガリポリのグルメ旅。レッチェは驚異的な美しさのバロックの街。


プーリアのフードガイド。


ガリポリでアペリティーボ。美しい海を眺めながら飲むアペリティーヴォは最高。食べ物もおいしいものばかりたっぷり出てくるので、十分食事になっちゃう。


南プーリアの隠れたグルメタウン。プーリアはパンもおいしいのです。
小麦とオリーブの産地は無敵。



    ちなみに私が選ぶ№1プーリア料理は、ファーヴェ・エ・チコーリア。




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2026年5月26日火曜日

オリーブと小麦のプーリア。

イタリア各州の代表的なコテコテの地方料理を、スマートでモダンな現代人向けのコンテンポラリーな料理にする話。ベネトの次はプーリアです。

プーリアの地理。

ブーツの形のイタリアのかかと部分がプーリア。海に挟まれ、豊かなオリーブ畑があり、パダナ平野に次ぎ、イタリアで2番目に広いタヴォリエーレ平野では小麦やトマトが栽培されていて、カステル・デル・モンテがあるムルジャ地方、州都はオリエントへの門となるバーリ。トゥルッリ、漁師町・・・。行ってみるまでは何も分からないけど、行くとその美しさと豊富な食文化を知り、あっという間に虜になります。イタリア旅行中はいつも乾燥していいたお肌や髪が、日が経つほど艶々してオリーブオイル効果すごーいと実感しました。何を食べても美味しいし、人情も暖かいし、すごく魅力的な地方です。




タヴォリエーレ平野。

プーリアのオリーブの樹。


プーリアの小麦。


プーリアの代表的料理。行く前は、オレッキエッテしか知らなかったけど、今はチコーリアとソラマメのピュ―レの大ファン。



プーリアのオリーブオイル。


さて、こんなバリエーション豊かなプーリア州の代表的料理として選ばれたのは、どんな料理でしょうか。



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トスカーナ。この地ならではの食文化から生まれる名物料理。

カンパーニアを代表する料理はドルチェのババでした。次のトスカーナの料理もドルチェ。ビジェリのトルタです。 トスカーナの地理。州都はフィレンツェ。シエナやピサなどの街があります。ダ・ヴィンチの絵のような糸杉の丘陵地がこの地方のシンボル的風景。マレンマ平野は重要な地域。 マレンマ。 ...