(CIR)10月号の解説です。
まずは10月のリチェッタから。
前菜の1品めは、“洋梨のクリームとスクアックエローネのブルスケッタ”(P.2)です。
スクアックエローネsquacqueroneはエミリア・ロマーニャの牛乳の甘いソフトチーズ。
ピアディーナpiadinaやティジェッレtigelleにはさむチーズとしても知られています。
スクアックエローネ・ディ・ロマーニャDOPの製造過程。
フレッシュチーズは産地でないと味わえないチーズ。
ピアディーナは空港のバールでも売っていたような気がするから、知らないうちに食べているかも。
材料/10枚分
0番の小麦粉・・1㎏
ラード・・200g
塩・・15g
ぬるま湯・・500ml
・材料をこねてまとめ、30分休ませる。
・120g程度に分けて丸め、1時間休ませる。
・綿棒で薄く伸ばしてピケし、鉄板で焼いて好みの具をはさむ。
ピアディーナはフェリーニの生まれ故郷として知られるリミニの名物ストリートフード。以前、(CIR)2019年9/10月号でリミニを取り上げたとき、花が付いた派手な帽子でピアディーナを造る店主が名物の、ダッラ・レッラを紹介しています。
Dalla Lella。
このあたりはフードバレーと呼ばれるイタリアを代表する美味しいものの作り手が集中する地区。
エミリア・ロマーニャのフードバレー。
(CIR)のリチェッタの洋梨のクリームは、洋梨のカンディートをミキサーにかけてクリームにしたもの。これをトーストした全粒粉のパンに絞り出してスクアックエローネとチコーリアを添えた、味が気になるブルスケッタです。
ブログ『イタリア料理ほんやくざんまい』
イタリアの料理月刊誌の日本語解説『(CIRクチーナ・イタリアーナ・レジョナーレ)』
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