2022年8月7日日曜日

スイカのジェーロはシチリアの暑い夏のデザート。シナモンのジェーロはカターニアの修道院で生まれたオリエントの香りのデザート。その対極にあるのがビアンコマンジャーレ。

今日のお題はスイカのジェーロです。
シンプルなリチェッタなので、真っ赤に熟したジューシーなスイカが手に入ることが絶対条件。
トッピングは動画のように、チョコチップ、ピスタチオあたりが定番ですが、お勧めは真っ白なジャスミンの花。
スイカの赤さが一段と引き立ちます。

スイカのジェーロ。Gelo di anguria


材料/
スイカの果汁・・1ℓ、約1/4個分
砂糖・・80g
コーンスターチか小麦デンプン・・90g
チョコチップ・・20g+飾り用
ピスタチオ

・鍋にコーンスターチとスイカの果汁を入れて混ぜ、砂糖を加える。
・火にかけてかき混ぜながら沸騰直前まで熱し、さらにかき混ぜながら数分冷ます。
・チョコチップを加えて型に流し入れる。室温に冷まして冷蔵庫で6時間冷やし固める。
・皿にあけ、チョコチップ、刻んだピスタチオを散らす。

ジェーロの応用
レモンのジェーロ


カターニアの修道院で生まれたシナモンのジェーロ。

シチリアの人にとって、シナモンはオリエントの香り。
シナモンのジェーロはシチリアのアラブとオリエントの貿易を仕切っていた修道院で生まれたエキゾチックなドルチェ。
超地味な外見だけど、くずもちに似ていなくもない。

同じ修道院生まれでも対極にあるのがビアンコマンジャーレ。


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イタリアの料理月刊誌の日本語解説『(CIRクチーナ・イタリアーナ・レジョナーレ)
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