今日のお題はモダンなアランチーニ。
(CIR)10月号P.3のリチェッタです。
まずはエリチェ(トラパニ)の惣菜店の伝統的なアランチーニ。
形は丸いオレンジ型と先端がとがったしずく型があり、昨今は揚げ油の量が多くなるしずく型は減っているよう。具はラグーかモッツァレラとグリーンピース、ハムなどのミックス。
下の動画はオリーブとチーズのミニアランチーニ。
具を詰めるのではなく、リゾットに混ぜ込む、というだけで、大きさからは解放されて、一口大になります。ちなみに、(CIR)のリチェッタはエビとさやいんげん。
パレルモのロスティッチェリアのリチェッタ。シチリアのパン系惣菜店、ロスティッチェリアは、ロレッタrolletta、ピッツェッテpizzette、カルツォンチー二calzoncini、クロスティーニcrostiniなど、ミニサイズの惣菜の宝庫。
生地は1個30gで、ミニオンと呼ばれるサイズ。
材料/30gのミニオン60個分
マニトバ粉・・1㎏
水・・580ml
砂糖・・100g
ラード・・100g
生イースト・・50g、ドライイーストは14g
塩・・20g
アランチーニに話を戻すと、ミニサイズにして具はシーフードなど軽くするのがモダンなアランチーニ。
ロブスターのアランチー二。
アランチーニがリゾットボールだとすると、具はもっと自由に。例えばイカ墨のアランチーニ。
おまけの動画は、イカの卵。
小学生がイカの卵を見つけた、というニュースで思い出したのが、シチリアのピーノ・クッタイアシェフです。彼の店は、“イカの卵uovo di seppia”という名前です。何のことかと思って動画を探たのですが、当時はイカの卵の動画は見つかりませんでした。店のマークがイカの卵だったということも、今ならわかるけど、当時は、クッタイアシェフって何者!?と思ったものです。ちなみにイカの卵は今ではすっかり彼のトレードマークになりました。
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