今日の料理はリグーリアのケーキ、“サクリパンティーナsacripantina”です(CIR10月号P.28)。
ちなみに、彼にパン・デイ・スパーニャの名前の由来を教えたのは、イタリアのパスティッチェーレの父と呼ばれる人物、イジニオ・マッサーリ師匠だそうです。
マッサーリのパン・ディ・スパーニャ。
パスティッチェリーアのベースの一つ、pan di Spagna(パン・ディ・スパーニャ)は、その名の通り、スペインの王の誕生日を祝うために特別なものを作るように依頼されたジェノバの宮廷のパスティッチェーレによって作り出されました。
同じリチェッタはフランスにもあり、こちらはパティシエの出身地からジェノワーズgénoiseと呼ばれました。
パン・ディ・スパーニャは薄くスライスしたり円形を筒切りにして砂糖がベースのアルコールやバラの香りを含むシロップに浸して使います。
サクリパンティーナという名前は、有名な叙事詩的騎士道文学(オルランド・フリオソ)の登場人物でサラセンの戦士サクリパンテが語源。サクリパンテはマッチョで自信家で食いしん坊で実質的な騎士で、つまり、ちょっと癖が強い人。これはこのケーキにも当てはまる特徴だった、と、マッサーリ師匠は教えてくれたそうです。
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