2024年8月22日木曜日

パスクエッタのカザティエッロ

今日の料理は、(CIR4月号)から、P.3の“カザティエッロ・コンテンポラネア”。
カザティエッロはナポリのパスクエッタの伝統料理。コンテンポラネアとは「現代風」という意味。
まずパスクエッタはイースターマンデーのこと、つまり、復活祭翌日の月曜日で、祝日です。ナポリでは、このカザティエッロを持って、郊外にピクニックに出かける日。

カザティエッロ・ナポレターノ。


イースト入りの発酵生地のトルタ・サラータ。殻付き卵を載せるのが特徴。ナポリの伝統料理のカザティエッロは、卵の上に棒状の生地を十文字に重ねてベースのトルタに固定した素朴なもの。(CIR4月号)のリチェッタは、卵を生地に複雑に編み込んだ現代風。

パスクエッタのピクニック。

casatielloの語源は“cacio”カーチョ/チーズ。カザティエッロの主役の食材です。おろしたたっぷりのペコリーノとパルミジャーノ少々。具には他に、サラミやチッチョリが入りますが、各家庭ごとにバリエーションは様々。

卵は復活際のシンボル。
中に何が入っているのかは、昔から子供たちが興味深々。毎年この季節になると、イースターエッグオープン動画が山ほど出てきます。


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(CIR)は『クチーナ・イタリアーナ』と『サーレ・エ・ペペ』という2冊のイタリア料理の月刊誌のリチェッタと記事を日本語に翻訳した約50ページの小冊子です。
価格は1冊\900(税・送料込)、1年12冊の定期購読だと15%引きの\9200(税・送料込)になります。紙版と、ネット上にupするPDF版があります。PDF版の価格は\800/号、定期購読は\7700/1年12冊です。料理雑誌も販売しています。

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カンパーニアで育ち、18歳でローマのハインツ・ベックのラ・ベルゴラで働き始め、26歳で最初のミシュランを獲得し、現在はアマルフィの高級ホテルのレストランのシェフ、クリストフォロ・トラバニは現在注目のシェフ。

今日紹介するのは、(CIR7月号P.26)で紹介している若手シェフ。 クリストフォロ・トラバニシェフです。1988年生まれ。 彼は幼少期と思春期をカンパーニアで育ち、18歳でローマの3つ星レストラン、ハインツ・ベックのラ・ベルゴラで働き始め、その後数々のグラン・シェフの元で働き、...