2024年8月20日火曜日

復活祭の田舎風ミネストラならバッサテッリ。そのルーツはニョッキ。じゃがいもの代わりにパン粉を使うとパッサテッリになります。今日のテーマはニョッキ系パスタ。

今日の料理は(CIR4月号)から、“パッサテッリ入り春のズッペッタ”。
エミリア・ロマーニャのパン粉入りパスタで、記事をポテトマッシャーのような道具の穴からズッパに押し出して成形するロマーニャ風復活祭のミネストラです。

パッサテッリ

上の動画ではブロ―ド・ディ・カルネのスープですが、(CIR)のリチェッタでは、各色のにんじん、じゃがいも、新ズッキーニ、赤いスイスチャード、菜花などのカラフルな野菜のズッパ。カラフルな野菜を使ってはいますが、基本は緑色の野菜のズッパ。そこにのるパッサテッリの黄色がとても生える1品。

生地をむにゅ~と押し出す。

道具がかわっても、やっぱりムニュー。この道具の名前はferro。

ポテトマッシャーを使うことからも想像できますが、このパスタはニョッキの変形判。じゃがいもでなく残ったパンを使う料理です。さらに、生地をブロードで煮るこのパスタは、祝日の家庭料理として広まりました。ブロードにパンチェッタを入れるとコクのある料理になります。

ポテトマッシャーを使うニョッキ。

パッサテッリと同じ生地に小麦粉を少量加えて作るパスタ・ラザ。生地をおろし金ですりおろして小さな粒状にします。ブロードに入れて煮るのにぴったり。

これはすりおろせるくらい硬い生地ですが、逆に水分がもっと多いゆるい生地はシュペッツレにします。専用の道具を通してカットしながらブロードに落とします。

道具や形は様々ですが、共通点は残り物を有効利用したスープに入れるパスタ。

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(CIR)は『クチーナ・イタリアーナ』と『サーレ・エ・ペペ』という2冊のイタリア料理の月刊誌のリチェッタと記事を日本語に翻訳した約50ページの小冊子です。
価格は1冊\900(税・送料込)、1年12冊の定期購読だと15%引きの\9200(税・送料込)になります。紙版と、ネット上にupするPDF版があります。PDF版の価格は\800/号、定期購読は\7700/1年12冊です。料理雑誌も販売しています。

現在、2021年の号を販売中です。それ以前の号と、旧総合解説はシステムの変更のため販売を終了しました。
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カンパーニアで育ち、18歳でローマのハインツ・ベックのラ・ベルゴラで働き始め、26歳で最初のミシュランを獲得し、現在はアマルフィの高級ホテルのレストランのシェフ、クリストフォロ・トラバニは現在注目のシェフ。

今日紹介するのは、(CIR7月号P.26)で紹介している若手シェフ。 クリストフォロ・トラバニシェフです。1988年生まれ。 彼は幼少期と思春期をカンパーニアで育ち、18歳でローマの3つ星レストラン、ハインツ・ベックのラ・ベルゴラで働き始め、その後数々のグラン・シェフの元で働き、...