2024年8月9日金曜日

型の名前が料理の名前になった南イタリアの復活祭料理の定番

しばらくの間、ローマ料理のアイデンティティーを見てきましたが、イタリア料理の魅力を知るような情報が満載でした。
で、忘れてるかも知れないけど、今月の(CIR)のテーマは復活祭でした。
今月の地方料理、1品目は、復活祭の料理に戻ります。(CIR4月号P.18~)の料理は、南イタリアの復活祭料理の主役、ティンバロです。

 ナポリのパスティエーラ・サラータのティンバロ。

各地に名物のティンバロtimballoがありますが、道具や型の名前が料理の名前になっている典型的なもの。カッスーラcassoueula、ティジェッラtigella、テスタローリtestaroliなど、パスタのオーブン焼きによくある名前です。

ミラノのカッスーラ。これは煮込み。

エミリア地方のティジェッラ。薄焼きパン。

リグーリアのテスタローリ。薄焼きパスタ。


そしてシチリアのティンバロ


復活祭のご馳走感あふれる料理です。バリエーションは様々ありますが、(CIR)では伝統バージョンとモダンバージョンのリチェッタを紹介しています。
伝統バージョンは本場アグリジェントの料理。
そしてモダンバージョンは立てたパスタにラグーを詰めるという、見た目がまったく別の料理。

右側に映ってるのが名前の由来になった楽器のティンバロ。

アブルッツォのティンバロ


型に詰めると高さが出てゴージャス感がアップ。バリエーションの典型は、小さなミートボール、ゆで卵、スライスしたパン入りなど

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(CIR)は『クチーナ・イタリアーナ』と『サーレ・エ・ペペ』という2冊のイタリア料理の月刊誌のリチェッタと記事を日本語に翻訳した約50ページの小冊子です。
価格は1冊\900(税・送料込)、1年12冊の定期購読だと15%引きの\9200(税・送料込)になります。紙版と、ネット上にupするPDF版があります。PDF版の価格は\800/号、定期購読は\7700/1年12冊です。料理雑誌も販売しています。

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カンパーニアで育ち、18歳でローマのハインツ・ベックのラ・ベルゴラで働き始め、26歳で最初のミシュランを獲得し、現在はアマルフィの高級ホテルのレストランのシェフ、クリストフォロ・トラバニは現在注目のシェフ。

今日紹介するのは、(CIR7月号P.26)で紹介している若手シェフ。 クリストフォロ・トラバニシェフです。1988年生まれ。 彼は幼少期と思春期をカンパーニアで育ち、18歳でローマの3つ星レストラン、ハインツ・ベックのラ・ベルゴラで働き始め、その後数々のグラン・シェフの元で働き、...