2024年8月29日木曜日

海と山に挟まれた細長いリグーリアの料理はシンプルで創意工夫に満ちたテッラ・エ・マーレの料理。

リグーリアのワインの話をしてきたので、ここらで、今度はリグーリアの料理の話です。
スローフードの地方料理の本、『イタリア・イン・クチーナ

によると、海と山に挟まれた細長い州、リグーリアの料理は大地と海terra e mareの料理。シンプルな印象ですが、狭い土地にこつこつ石壁を積んで段々畑を作るなど、創意工夫に満ちています。その畑で栽培するのはぶどうやオリーブ。基本的には畑の料理ですが、最近は海の料理も増えてきました。
 一般的な魚はイワシにバッカラ。
 肉料理なら、広く普及している料理はチーマcima。残り物を有効利用した料理です。子牛の胸肉の詰め物料理。詰め物は野菜や牛乳に浸した硬くなったパン、脳みそや内臓、尾などや、乾燥きのこ、グリーンピース、チーズ、マジョラムなど。現代はもっとシンプルで軽くなって、内臓は豚肉で代用します。
 詰め物をした肉を縫って閉じ、野菜と一緒にブロードでゆでます。布で包んで重石をして休ませてから、スライスしてサーブします。リグーリアの家庭の日曜日の料理で、復活祭の時期の料理でした。つまりご馳走。
そして様々なフォカッチャ、ジェノヴァのバジリコから造るペーストなどがあります。

リグーリア料理

チーマ・アッラ・ジェノヴェーゼ

焼くのではなくゆでる肉料理のご馳走でした。

=====================================
(CIR)は『クチーナ・イタリアーナ』と『サーレ・エ・ペペ』という2冊のイタリア料理の月刊誌のリチェッタと記事を日本語に翻訳した約50ページの小冊子です。
価格は1冊\900(税・送料込)、1年12冊の定期購読だと15%引きの\9200(税・送料込)になります。紙版と、ネット上にupするPDF版があります。PDF版の価格は\800/号、定期購読は\7700/1年12冊です。料理雑誌も販売しています。

現在、2021年の号を販売中です。それ以前の号と、旧総合解説はシステムの変更のため販売を終了しました。
現在販売している(CIR/クチーナ・イタリアーナ・レジョナーレ)バックナンバーは、2021年1~12月号です。
定期購読は2021年の号からできます。
古い雑誌や本は在庫を探しますのでご相談ください。
本以外のお問い合わせもお気軽にどうぞ。

ご注文の場合は、こちらのフォームからお願いします。
本や(CIR)の購入方法

お問い合わせはこちらからどうぞ。

(下記のリンクがクリックできない時は左クリックして表示されたurlをクリックしてください)
=====================================
クレアパッソのブログは下記の3種類あります。

[creapasso.comへ戻る(hpはシステムのトラブルで長期間更新していません、あしからず)最新情報はすべてブログでお知らせします]
===============================================



0 件のコメント:

ピッツァと寿司が入れ替わるほど寿司が広まりつつあるとは言え、まだまだ新鮮な体験。緊張のあまり(?)ピッツァを箸で食べてるwww

イタリアの南北分断の話の前に、イタリアの豊かな20の州と地方文化の話。 イタリアの州を説明するカンツォーネ。どの州も個性的で美しい。モリーゼは存在しない、というのは定番のジョーク。 地域的アイデンティティーが強いイタリアですが、統一されたのは1861年。 南イタリアを支配したのは...