2024年8月30日金曜日

ピッツァ・ナポレターナに匹敵するフォカッチャ・ジェノヴェーゼ。その特徴のカリッとした香ばしさを生み出すのはオリーブオイル。ナポリのトマトにあたります。

今日のお題は、リグーリアの州都、ジェノヴァを代表する食べ物の1つ、フォカッチャです。
フォカッチャ・ジェノヴェーゼはピッツァ・ナポレターナに匹敵する食べ物です。ナポリまでピッツァを食べに行ったことがある人なら、ジェノヴァまでフォカッチャを食べに行くのも、強くお勧め。ナポリのピッツァはナポリの特産物をうまく生かした薄焼きパンで、特産物の代表はトマト。ジェノヴァのフォカッチャも、ジェノヴァの特産物を活かしています。
それはオリーブオイル。オリーブオイルに注目してフォカッチャ・ジェノヴェーゼの作り方を見ると、この薄焼きパンの秘密が見えてきます。

フォカッチャ・ジェノヴェーゼ




ジェノヴァには街中にフォカッチェリーアがあり、食事時には表面がカリッとして(croccante)中はとろけるようにふんわりした焼き立てのフォカッチャを買い求める人で大繁盛します。
ふわふわの日本のパンに慣れていると、ちっょとしたカルチャーショック。かじるとカリッカリッと音がするパンです。

ジェノヴァで一番のフォカッチャを探す動画。
ジェノヴァは思った以上の大都市。フォカッチェリーアも目移りするほどたくさんあります。それとジェノヴァ人の人懐こさも、想像以上。フォカッチャの注文の仕方が分からなくても、店員さんたちが楽しく教えてくれます。



リグーリアのオリーブオイル
ナポリの人のトマトへのプライドは高くて強いけど、ジェノヴァ人のオリーブオイルへの思い入れも当然強い。フォカッチャ・ジェノヴェーゼに、凡庸なオイルはかけない。オイルの選択は小麦の選択同様、とても重要。


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カンパーニアで育ち、18歳でローマのハインツ・ベックのラ・ベルゴラで働き始め、26歳で最初のミシュランを獲得し、現在はアマルフィの高級ホテルのレストランのシェフ、クリストフォロ・トラバニは現在注目のシェフ。

今日紹介するのは、(CIR7月号P.26)で紹介している若手シェフ。 クリストフォロ・トラバニシェフです。1988年生まれ。 彼は幼少期と思春期をカンパーニアで育ち、18歳でローマの3つ星レストラン、ハインツ・ベックのラ・ベルゴラで働き始め、その後数々のグラン・シェフの元で働き、...