2024年8月16日金曜日

アスティ・スプマンテは世界で一番愛されているイタリアンワイン。シャンパンに匹敵する人気者。

(CIR4月号)の甘口ワインと料理の組み合わせの話、続けます。
キアンティのワイナリーで、ヴィンサントとカントゥッチに出会い、衝撃を受けて以来、甘口ワインのおいしさを知りました。
ヴィンサントの次に知った甘口ワインは、アスティ・スプマンテでした。
日本でも手に入れやすいスプマンテで、ワインにカントゥッチを浸す食べ方にドはまりしていたので、スプマンテを買うと必ずカントゥッチも買うという、変な習慣も定番になっていました。カントゥッチはワインに浸したい一心で、自分で作るようになります。

アスティ・スプマンテのPV

アスティの次はモスカート・ダスティ。
アスティの偉大な定番ワイン。

アスティは常にアスティ・スプマンテとスプマンテとセットで呼んでいましたが、アスティと言うのはピエモンテ州のプロヴィンチャ。ここで造られるワインです。
使われているぶどうはモスカート・ビアンコ。
この品種からは、アスティ、アスティ・スプマンテ、またはスプマンテではないモスカート・ダスティが造られます。
アスティ・スプマンテは世界中に輸出されている人気のスプマンテで、フランスのシャンパンに匹敵します。

アスティ・スプマンテの繊細で上品な甘さと香りに魅了されると、とこからモスカート・ダスティまではほんのちょっと。
そしてモスカートの世界に足を踏み入れると、一時は大ブームになっただけあって、上質甘口ワインの世界が待っています。
そこには、一口飲むと感動するワインたちがあります。

モスカート・ダスティ

ピエモンテワインの世界に魅せられると、大抵は、バルベーラ・ダスティやバローロの世界に入っていきます。そしてビスモンテのワインロードでワイナリー巡りをするようになります。
そして最終的にはシチリアのパッシート・ディ・パンテッレリーアにたどり着くのはかなり必然的。

ピエモンテのワインロードにはトスカーナとは違う魅力が・・・。

パッシート・ディ・パンテッレリーア


そして地中海に浮かぶエオリエ諸島のリパリ島なんかへ行っちゃうんです。美味しい1杯を味わうために。

リパリ島

こうなるともう、イタリアワインにどはまり。
ワイナリーは、ここに行くという強い意志がないとたどり着けないような僻地にあるので、
シチリアのワイナリー巡りができるようになるころには、かなりのイタリアワイン通になってます。
(CIR)によると、シチリアのトラットリアの定番前菜は、パッシート・ディ・パンテッレリーアとゆで卵だそうです。(CIR4月号P.27)にはパッシートに添えるケッパー風味のゆで卵のリチェッタがあります。
お薦めワインはマルコ・デ・バルトリのパッシート・デイ・パンテッレリーア。ジビッボぶどうをパンテッレリーアの塩で干した地中海と汽水の香りの甘さと酸味のバランスが完璧に取れたワインだって。

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(CIR)は『クチーナ・イタリアーナ』と『サーレ・エ・ペペ』という2冊のイタリア料理の月刊誌のリチェッタと記事を日本語に翻訳した約50ページの小冊子です。
価格は1冊\900(税・送料込)、1年12冊の定期購読だと15%引きの\9200(税・送料込)になります。紙版と、ネット上にupするPDF版があります。PDF版の価格は\800/号、定期購読は\7700/1年12冊です。料理雑誌も販売しています。

現在、2021年の号を販売中です。それ以前の号と、旧総合解説はシステムの変更のため販売を終了しました。
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カンパーニアで育ち、18歳でローマのハインツ・ベックのラ・ベルゴラで働き始め、26歳で最初のミシュランを獲得し、現在はアマルフィの高級ホテルのレストランのシェフ、クリストフォロ・トラバニは現在注目のシェフ。

今日紹介するのは、(CIR7月号P.26)で紹介している若手シェフ。 クリストフォロ・トラバニシェフです。1988年生まれ。 彼は幼少期と思春期をカンパーニアで育ち、18歳でローマの3つ星レストラン、ハインツ・ベックのラ・ベルゴラで働き始め、その後数々のグラン・シェフの元で働き、...