2024年8月7日水曜日

カステッリ地区はカルチョ―フォ・ロマネスコことマンモレの産地。IGP製品は直径10㎝以上と定められている大型アーティチョーク。

(CIR4月号P.40~)のローマのグルメガイドの記事の締めくくりは、
「ローマ料理には美食の伝統があり、みんなで楽しく陽気に食べる。カステッリのフラスケッテ、路地のフリッジトーレ、ローマのトラットリア、ゲットーの惣菜屋などにはローマのアイデンティティーが受け継がれている」とあります。
だんだんローマ料理の魅力が分かってきましたよ。
ローマのゲットーの象徴はアーティチョークのユダヤ風。
別名マンモラと呼ばれるカルチョ―フォ・ロマネスコは、ゲットーだけでなく、ラツィオの名物でカステッリ地方の産物。

カステッリ・ロマーニ
ワインの産地としても有名な地方で、火山性土性。ローマの農民の食文化の中心地。


カステッリ地区の料理はチコーリアなどの野生の野菜がベース。

そしてもちろんカルチョ―フォ・ロマネスコ。


カルチョ―フォ・ロマネスコはイタリアが誇るメイド・イン・イタリ―の食材。締まった球形の大きなタイプ。IGP製品の場合、直径は10㎝以上と定められています。
大型でも捨てる所がなく、実が厚くて味が強いことからローマ料理やローマのユダヤ料理の食材として高く評価されています。カルチョーフィのユダヤ風は下処理したマンモレに塩、こしょうして揚げ、熱々を食べます。
カルチョーフィのユダヤ風

カルチョーフィのローマ風は、にんにく、イタリアンパセリ、メントゥッチャ、パン粉を詰めて水と油で覆ってオーブンで焼きます、またはフライパンで弱火で焼きます。(日本語のリチェッタはCIR4月号P.46)。

ローマの食文化のスポークスマン的パン屋、ロッショーリのカステッリ・ロマーニの動画。

=====================================
(CIR)は『クチーナ・イタリアーナ』と『サーレ・エ・ペペ』という2冊のイタリア料理の月刊誌のリチェッタと記事を日本語に翻訳した約50ページの小冊子です。
価格は1冊\900(税・送料込)、1年12冊の定期購読だと15%引きの\9200(税・送料込)になります。紙版と、ネット上にupするPDF版があります。PDF版の価格は\800/号、定期購読は\7700/1年12冊です。料理雑誌も販売しています。

現在、2021年の号を販売中です。それ以前の号と、旧総合解説はシステムの変更のため販売を終了しました。
現在販売している(CIR/クチーナ・イタリアーナ・レジョナーレ)バックナンバーは、2021年1~12月号です。
定期購読は2021年の号からできます。
古い雑誌や本は在庫を探しますのでご相談ください。
本以外のお問い合わせもお気軽にどうぞ。

ご注文の場合は、こちらのフォームからお願いします。
本や(CIR)の購入方法

お問い合わせはこちらからどうぞ。

(下記のリンクがクリックできない時は左クリックして表示されたurlをクリックしてください)
=====================================
クレアパッソのブログは下記の3種類あります。

[creapasso.comへ戻る(hpはシステムのトラブルで長期間更新していません、あしからず)最新情報はすべてブログでお知らせします]
===============================================

0 件のコメント:

ピッツァと寿司が入れ替わるほど寿司が広まりつつあるとは言え、まだまだ新鮮な体験。緊張のあまり(?)ピッツァを箸で食べてるwww

イタリアの南北分断の話の前に、イタリアの豊かな20の州と地方文化の話。 イタリアの州を説明するカンツォーネ。どの州も個性的で美しい。モリーゼは存在しない、というのは定番のジョーク。 地域的アイデンティティーが強いイタリアですが、統一されたのは1861年。 南イタリアを支配したのは...