(CIR4月号)から、ローマ料理の話(P.40~)です。
ローマ料理の魂は、ゲットー、テスタッチョ、カステッリの3つだそうです。
ローマのゲットー
ローマの街を観光するつもりで歩き回っていたら、いつの間にかこの地区に入り込んでいて、住民の衣服がとても特殊で、なぜか異国情緒ただようその雰囲気に、ちょっと圧倒されました。骨とう品やアートの店が多くてとても素敵な地区でした。
そしてユダヤ料理は一般的なローマ料理とは違います。ローマのユダヤ料理のルーツになっているのはスペイン系ユダヤ料理。そしてスペイン系というのは一般的なユダヤ料理とは違い、ドイツや中央ヨーロッパの影響は全く受けていない、ローマのゲットーの中で生まれ育った料理です。
そうそう、安息日のことは、忘れないようにしないと。土曜日は閉まってる。
ローマのユダヤ料理の象徴は“アーティチョークのユダヤ風”。
この料理が生まれた経緯は、初めて知りました。買い物する地域が限定されるゲットーの生活で手に入る限られた食材の一つがアーティチョークだったんですね。
ユダヤ料理の店は、お客がみんなあの小さな帽子を頭にちょこんと載せてたり、ワインのラベルがヘブライ語だったりと、入るまではちょっと敷居が高いけど、お客がみんなアメリカから来たユダヤ人つまり観光客だと知ると、ちょっと緊張が解けて、楽しくなってきます。
ローマのユダヤ人は何を食べたか
次はもう一つのローマの魂、テスタッチョの話。
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