2024年8月3日土曜日

ローマの3つの魂、ゲットー、テスタッチョ、カステッリ。

(CIR4月号)から、ローマ料理の話(P.40~)です。
ローマ料理の魂は、ゲットー、テスタッチョ、カステッリの3つだそうです。

ローマのゲットー

ローマの街を観光するつもりで歩き回っていたら、いつの間にかこの地区に入り込んでいて、住民の衣服がとても特殊で、なぜか異国情緒ただようその雰囲気に、ちょっと圧倒されました。骨とう品やアートの店が多くてとても素敵な地区でした。
そしてユダヤ料理は一般的なローマ料理とは違います。ローマのユダヤ料理のルーツになっているのはスペイン系ユダヤ料理。そしてスペイン系というのは一般的なユダヤ料理とは違い、ドイツや中央ヨーロッパの影響は全く受けていない、ローマのゲットーの中で生まれ育った料理です。
そうそう、安息日のことは、忘れないようにしないと。土曜日は閉まってる。

ローマのユダヤ料理の象徴は“アーティチョークのユダヤ風”。

この料理が生まれた経緯は、初めて知りました。買い物する地域が限定されるゲットーの生活で手に入る限られた食材の一つがアーティチョークだったんですね。

ユダヤ料理の店は、お客がみんなあの小さな帽子を頭にちょこんと載せてたり、ワインのラベルがヘブライ語だったりと、入るまではちょっと敷居が高いけど、お客がみんなアメリカから来たユダヤ人つまり観光客だと知ると、ちょっと緊張が解けて、楽しくなってきます。

ローマのユダヤ人は何を食べたか

次はもう一つのローマの魂、テスタッチョの話。

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(CIR)は『クチーナ・イタリアーナ』と『サーレ・エ・ペペ』という2冊のイタリア料理の月刊誌のリチェッタと記事を日本語に翻訳した約50ページの小冊子です。
価格は1冊\900(税・送料込)、1年12冊の定期購読だと15%引きの\9200(税・送料込)になります。紙版と、ネット上にupするPDF版があります。PDF版の価格は\800/号、定期購読は\7700/1年12冊です。料理雑誌も販売しています。

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カンパーニアで育ち、18歳でローマのハインツ・ベックのラ・ベルゴラで働き始め、26歳で最初のミシュランを獲得し、現在はアマルフィの高級ホテルのレストランのシェフ、クリストフォロ・トラバニは現在注目のシェフ。

今日紹介するのは、(CIR7月号P.26)で紹介している若手シェフ。 クリストフォロ・トラバニシェフです。1988年生まれ。 彼は幼少期と思春期をカンパーニアで育ち、18歳でローマの3つ星レストラン、ハインツ・ベックのラ・ベルゴラで働き始め、その後数々のグラン・シェフの元で働き、...