2021年5月16日日曜日

ここ10年で、チェターラのコラトゥーラのパスタは世界中のグルメが自慢する食材になっていた。

次にアマルフィに行ったら、ソレント半島のつけねのアマルフィ海岸の端にある街、ヴィエトリ・スル・マーレでアマルフィっぽい陶器を買ってみたいなあ。

陶器好きにはたまらない街ですなあ。
アマルフィのアーティストの自由で愉快な感性や、アマルフィの暮らしに深く根付いたデザインが、とても楽しげ。とにかく陽気でカジュアルな普段着の陶器です。
私が一番見たいのは、大聖堂の陶器のクーポラ。
イタリアの陶器の街の大聖堂には、陶器のクーポラが乗っていることが多いのです。
特にシチリアあたりは美しいものが多いです。
でも、シチリアは地震も多いので、無残に崩れてしまうものも多く、こうして美しく残っている姿は、貴重です。
ヴィエトリ・スル・マーレのサン・ジョバンニ・バッティスタ教会の陶器のドームと隣の教会の陶器の鐘楼↓

さて、ヴィエトリ・スル・マーレで、なにか美味しいものを食べたいとなったら、西のアマルフィ方面に戻った隣町、チェターラの名物を知っとかないと。
そう、コラトゥーラです。
グルメ向きの観光地としてはチェターラのほうがヴィエトリ・スル・マーレより楽しそう。
アマルフィより庶民的で面白そうではないですか。

この街がコラトゥーラで有名になたのは、アンチョビ漁が盛んだったから。
コラトゥーラ造り。

以前にも度々取り上げていますが、コラトゥーラは最近のアマルフィの大ヒット製品。
小さな漁師町が、コラトゥーラのおかげで世界中から注目されるようになりました。

コラトゥーラのパスタは、アーリオ・オーリオ・ペペロンチーニの一種で、超シンプルなパスタ。食材の味が出来上がりの味に直結します。
チェターラでいいやつを1本買っておかないと。
グラニャーノのパスタのような上質の太いパスタのアーリオ・オーリオ・ペペロンチーノに少量加えるだけで地中海の味になります。
グラニャーノタイプのパスタはちょっとお高いけど、いつものスパゲッティだと残念なできになります。

チェターラのリストランテ・アル・コンベントのコラトゥーラのスパゲットーネ↓


・潰して粗いみじん切りにしたにんにく、イタリアンパセリ、EVオリーブオイルを混ぜ (火にはかけない)、コラトゥーラを味を見ながら1滴ずつ加える。パスタのゆで汁も加えて乳化させる。
・ゆでたパスタをゆで汁少々ごと加えてマンテカーレする。
・巻いて立体的に盛り付ける。
世界中のグルメがコラトゥーラを高級なバルサミコ酢みたいに自慢してます。
2017年のリゼルバだって。↓

デンプンがゆで汁に溶け出ないパスタはサラダ用パスタと言ってますねー。
コラトゥーラがメジャーになったのは比較的最近なので、古い料理書には出てこないこともある。
でも、ナポリ料理に詳しいジャーナリスト、ルチアーノ・ピニャタロの本、

リチェッテ・ディ・ナポリはリチェッタがたくさん載っている。

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ジェラートはパンとの相性も良いデセール。シチリアとナポリの人のジェラートの食べ方は、ほんとに自由。

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