2025年4月8日火曜日

こしょうが入っていないフェラーラのパンペパート

(CIR12月号)から、今日のお題はパンペパートです。
エミリア・ロマーニャのエレガントなルネサンスの街、フェラーラのクリスマスのドルチェですが、記事の日本語訳はCIR12月号P.34~。
ウンブリアなど中央イタリアのクリスマスのドルチェとして有名で、地域によって、リチェッタはやや違う。

ウンブリアのパンペパート。
ウンブリアに住むスタッフの手作りパンペパートを初めて食べた時は、そのおいしさに感激したが、その豊富な材料を集めるのがこんなに大変だとは考えもしなかった。

フェラーラのパンペパートも、中央イタリアのパンペパートとは違います。
フェラーラのパンペパート

テルニ(ウンブリア)のパンペパート

そもそもこのドルチェは、16世紀に作られるようになったと考えられているが、当時は東方からのスパイスは、富と豊かさの象徴だった。クリスマスの期間にはリッチなパンを作る習慣がある。中世のスパイスの代表は、その名にもある通り、pepe(こしょう)だった。
ところがフェラーラのパンペパートには、こしょうは入っていない。

フェラーラのパンペパート

今回のドルチェの舞台はフェラーラ。
エステ家の宮廷の中心地。


フェラーラの市街とポー河デルタ地帯はユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されている。
フェラーラは、イタリアのルネサンスの街の中でもひときわ輝く文化の中心地だった。


2023年版(CIR)定期購読のご案内
=====================================
(CIR)は『クチーナ・イタリアーナ』と『サーレ・エ・ペペ』という2冊のイタリア料理の月刊誌のリチェッタと記事を日本語に翻訳した約50ページの小冊子です。
価格は1冊\900(税・送料込)、1年12冊の定期購読だと15%引きの\9200(税・送料込)になります。紙版と、ネット上にupするPDF版があります。PDF版の価格は\800/号、定期購読は\7700/1年12冊です。料理雑誌も販売しています。

現在、2022年の号を販売中です。それ以前の号と、旧総合解説はシステムの変更のため販売を終了しました。
現在販売している(CIR/クチーナ・イタリアーナ・レジョナーレ)バックナンバーは、2021年1~12月号です。
定期購読は2022年の号からできます。
1冊のみの注文もできます。
古い雑誌や本は在庫を探しますのでご相談ください。
本以外のお問い合わせもお気軽にどうぞ。

ご注文の場合は、こちらのフォームからお願いします。
本や(CIR)の購入方法

お問い合わせはお気軽に、こちらからどうぞ。

(下記のリンクがクリックできない時は左クリックして表示されたurlをクリックしてください)

(CIR11月号販売しました)
===================================================
クレアパッソのブログは下記の3種類あります。
[creapasso.comへ戻る(hpはシステムのトラブルで長期間更新していません、あしからず)最新情報はすべてブログでお知らせします]

====================================

[creapasso.comへ戻る]

=====================================

0 件のコメント:

去勢鶏はブロードの美味しさもポイント。

イタリアのクリスマスのチキンは去勢鶏。 肉を柔らかく、ジューシーで、風味豊かにするために外科的に去勢することは、何世紀も前から行われてきました。攻撃的な雄をおとなしくするためでもありました。 伝統的には、復活祭の時期に産み付けられた卵が孵化して生まれた雄鶏を選別して、生後二日で性...