フェラーラのパンペパートの話をしているうちに、かつて、フェラーラというルネサンスの魅力的な街を知り、ある不思議な名物を食べてみたいと、フェラーラを訪れたことを思い出しました。
この街は、知れば知るほど面白くて、好きにならずにはいられない街です。
フェラーラ
フェラーラ公の住居となったカステッロ・エステンセ。
時が止まったかのような中世の姿がぴったりなフェラーラ
フェラーラ公は美食家で、食事にも美しさを求めた。
宮廷の料理人には、マスター・オブ・セレモニーの要素も求められた。
現在でも傑作として知られるフェラーラの宮廷料理。
カボチャのカッペッラッチ、サラマ・ダ・スーゴ、マカロニのパスティッチョ、そしてパンペパートなど、現在まで受け継がれている。
クリストフォロ・ディ・メッシスブーコなど、有名な料理書を書いたことで知られる料理人たちもいた。
彼の本には17世紀以降イタリアに広まり出したカカオが秘密の食材として加えられている。
カカオが生み出す洗練さが、裕福な人たちのドルチェとして認められたのだった。
やっぱり、パンペパートは、裕福な人たちのドルチェだったんですね。ただ、そのルーツは15世紀の修道院。
パンパパートと呼んでますね。パンペパートの方が言いやすい。
現在知られているパンペパートは、20世紀初めにグイド・ゲッツィGuido Ghezziというミラノのパティシエによって造られた。スイスで働くショコラティエだったゲッツィは1902
年に店をオープンし、パンペパートの使われなくなっていた古いリチェッタを復活させ、外国にも知れ渡るドルチェにした。
さらに1928年、オッドーネ・ディ・カ―ロOddone Di Caroはチョコレートでコーティングされた現代版パンペパートを作り上げた。
1956年には商標登録し、秘密のリチェッタは家族の間で受け継がれている。3代目の孫のオッドーネ・ディ・カ―ロがパンペパートの作り方を解説。
見た目に美しくなければ大公に認められない街は、ドルチェだけでなく、パンも超個性的。
フェラーラのパン、コッピア
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