2021年5月29日土曜日

ジェノバのフォカッチャのライバル、ヴォルトリ、レッコのフォカッチャ

ジェノバに初めて足を踏み入れて、さあ、フォカッチャを食べようと思っても、フォカッチャ屋が思っていた以上に多くて、しかもどこも行列ができていて、最初はどこにもぐりこもうか、どう注文したらいいのか、ちょっと戸惑うはず。
でも、フォカッチャ屋の行列は、個人的にジェノバで一番好きな光景。朝起きて焼き立てのフォカッチャを食べられるなんて、夢のような生活。
そしていつももどかしく思うのは、フォカッチャと一般的なパンの違いはなにか、という質問に明確な答えがないこと。

フォカッチャには、主にジェノバ、ヴォルトリ、レッコの3つの流派があります。
ヴォルトリもレッコもジェノバの隣町。
ジェノバのフォカッチャのライバル的存在、ヴォルトリのフォカッチャ。
誰もが認める街でお勧めの店は、プリアーノPriano。
朝2時に起きて4時にオーブンに火を入れる生活をずっと続けているという家族経営の店。
型に入れて焼くのではなく、50cm〜4mに伸ばして焼くのがヴォルトリのフォカッチャ。


ジェノバの人気の老舗、アルティコ・フォルノ・デッラ・カサーナantico forno della casanaのフォカッチャ。

フォカッチャの食べ方、参考になります。
ジェノバのフォカッチャ。

ヴォルトリVoltriのPrianoのフォカッチャは、ストリートフードのお勧め本、『ストリート・フード・アッラ・イタリアーナ 

でも動画付きで紹介している店です。



リグーリアの発酵生地の中でもヴォルトリのフォカッチャを取り上げています。


レッコのフォカッチャはフレッシュチーズ入りでイーストが入らない生地。



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