2023年3月31日金曜日

シチリアのカターニア風カリフラワーのアッフォガートは、ただゆでるんじゃなかった。こんなカリフフラワー料理見たことない。カリフラワーはシチリアの紫カリフラワー。

魚にも野菜にも肉にも地中海料理にも和食にも合う、と宣言しているワイン、ペコリーノ。

今月の(CIR)の記事にはお勧め料理が3点載っていますが、(P.53)
海の幸と山の幸を組み合わせたモンテ・エ・マーレな料理だったり、鶏肉とカリフラワーのフリットや、チェーチとラルドのキタッラなど、農家風で、かつワインが進みそうな1品でした。
モンテ・エ・マーレな料理はイカのリピエーニ。典型的な地中海料理です。
下の動画は基本のイカのリピエーニのフライパン焼き。パンのクラムじゃなくてパン粉入りバージョン。詰め物にじゃがいものピューレを加えるとボリュームがかなりアップ。
イカのリピエーニのトマトソース煮。

下の動画のアマルフィ風イカのリピエーニは、ゆでたじゃがいもにズッキーニを加えています。

アマルフィの名物パスタ、ネラノ風スパゲッティのイカ版アレンジです。

ネラノ風スパゲッティ。動画ではペコリーノを加えてますが、正当派ならプロボローネ・デル・モナコを加えます。忘れる所でしたが、これはペコリーノというワインに組み合わせる料理でした。
2品めは鶏肉とカリフラワーのフリット。農家の鶏肉のフリットは美味しそう。
下の動画のジョルジョーネシェフは、自分の本にもチキンのフリットを載せている人。店では家禽を育てながら畑も耕しています。彼は鳥を育てるのが好きで屋外で天然の餌を自分で探してついばむとても美しい動物だと語っています。そういえば、本にはガチョウ料理もありました。
ジョルジョーネの鶏肉のフリット。

チキンのフリットも美味しそうだけど、本のリチェッタは、カリフラワーのフリットも添えています。紫カリフラワーと黄カリフラワーのフリットです。シチリアの冬野菜。白いカリフラワーより味が濃いんだそうです。

カリフラワーのアッフォガート、カターニア風。

シンプルにゆでるのかと思ったら、アンチョビ、葉玉ねぎ、オリーブ、ペコリーノを挟みながら鍋に重ね、途中でワインも加えながら重石を載せて蒸し煮にする、という味の想像ができない料理でした。どれも地中海の農家風の料理です。ペコリーノワインが進みそう。
最後の1品、チェーチとラルドのキタッラは次回に。

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