『サーレ・エ・ぺぺ』のリチェッタのうち、スペースの関係上CIRに翻訳できなかったリチェッタの中に、“タコとサラミ・ピッカンテのピッツァ”というのがあります。
タコのピッツァというのは需要があるのか疑問だったので、省略するリストに入れてしまいました。
料理の写真を見ると、かなりインパクトがあるピッツァなのは確かです。でも、タコのピッツァなんて作る人いるのか、とちょっと懐疑的でした。
タコのピッツァの存在は確認。
さすがはタコの本場、ナポリ、と思ったら、フロリダのお店でした。
タコにモッツァレラとベーコンを組み合わせたのはちょっと疑問でしたが、フロリダじゃナポリの食材は簡単には手に入らないだろうからしかたがない。
『サーレ・エ・ペペ』のリチェッタでは、リコッタサラータとサラミ・ビッカンテをのせています。ちなみにリコッタ・サラータはシチリア名物。
唐辛子入りの辛いサラミ、サラミ・ビッカンテはカラブリアなど南イタリアの名物。
その後、なかなかタコのピッツァにお目にかかる機会がなかったので、やはり少数派なのかとも思いましたが、タコと組み合わせたもう一つの食材、サラミは、ピッツァのトッピングのド定番だったと気が付きました。イタリアの職人技から生み出されるアルティジャナーレなサラミは、ピッツァとは抜群の相性の食材でした。
リコッタ・サラータ。リコッタに塩をまぶしてカードからホエーを出して短期間熟成させたチョーク状のチーズ。
ナポリタイプ・サラミ。
ピッツァは全粒粉の記事を一人前サイズに伸ばします。タコはスライスしてにんにく、塩、ピメントン、オイル、ローズマリーでマリネします。
ピメントンはイタリア語ではピメントン・ドルチェpiementon dolce こと、スペインのスモーク唐辛子パウダー。
生地は焼いたらミニトマト、タコ、サラミをのせ、おろしたリコッタを散らしてサーブします。
スペイン語のピメントン・ドゥルセはパプリカ・パウダー。タコに合いそう。
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