今日のお題はワインです。
トレンティーノのワイン、ノジオーラ(CIRの日本語訳はp.25)。
トレンティーノというのは、メトド・クラッシコのスプマンテで有名な地区。
フランスでシャンパンの製法を学んだジュリオ・フェラーリのスプマンテは一世を風靡しました。
トレントのワインの話をする時に、ジュリオ・フェラーリという人物の話は避けては通れません。上の動画のように、真っ白いフェラーリに載ってフェラーリのぶどう畑を駆け抜けていると、ドロミティ山塊で、最高のシャンパンに匹敵するスプマンテを造ろう、という発想も生まれますわな。
とにかく、この地方、ひいてはイタリアのワイン全体を引っ張り上げたのは、ジュリオ・フェラーリ氏のこの思い付き。
まずイタリアにシャルドネを広めることから始めたそうで、ワインは大地の歌が天まで届いた結果で、造るワインの1本1本がアートで、これらがトレントの伝統を作り上げていく、という明確な考えと自信で取り組みました。
子供がいないので事業の後継者がいなかったのですが、トレントのエノテカの経営者ルネッリ一族を自分の後継者にしてカンティーナの発展をさらに盤石なものにするという、完ぺきな企業家でした。
シャンパンになるぶどうは、シャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエですが、今回の品種はノジオーラなので、シャンパンの話はこのくらいにします。
フォラドーリはノジオーラを造っているトレンティーノの有名ワイナリー↓
上質ワインの作り手として有名ですが、自らのことをフィアット・ミニと呼ぶおちゃめな人が経営者。
ノジオーラの話、次回に続く。
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