2022年5月24日火曜日

カラブリアのシラのじゃがいもは、地中海の真ん中の標高1000m以上の山地で栽培されている。寒暖差が大きいのでゆっくり大きく育ち、でんぷんが多いのが特徴。

今日のお題はゼッポレです。
普通、イタリアンのゼッポレと聞いて、ナポリ料理じゃなくてカラブリア料理を思い浮かべる人はあまりいないと思うけど、こんな料理です(リチェッタは CIR8月号P.3)。
ゼッポレ・サラーテと呼んでナポリのドルチェの揚げドーナッツとは区別しています。生地はじゃがいも入り。
ゼッポレ・サラーテ

カラブリア名物、トロペアの赤玉ねぎ。

カラブリアは玉ねぎが名物だけど、じゃがいもの特産品もある。

標高1200mの山地で栽培されていて、地中海の真ん中という海に近い場所で栽培しているのがシラのじゃがいも。
この場所では昼と夜の寒暖差が大きいので、作物がゆっくり大きく成長し、でんぷんがたまる。皮も厚いので害虫に強い。
シラのじゃがいもは他のじゃがいもよりでんぷんが多いのが特徴。
当然、多くのカラブリア料理に使われている。

シラ国立公園。

カラブリアのじゃがいもはカラブリアの女王。
下の動画は名物料理のじゃがいものンパッキウーゼPatate Mpacchiuse


リチェッタは次回訳します。

カラブリア料理の本、『サポーリ・ディ・カラブリア


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イタリアの料理月刊誌の日本語解説『(CIRクチーナ・イタリアーナ・レジョナーレ)
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