2022年5月10日火曜日

リグーリアのクルミソースのパンソーティは、イタリアンリビエラだけでなく、リビエラ地方の名物パスタ。

今日のお題はペーストの最後の1品、くるみのソースです(CIR7月号P.30)。

バジリコが入っていないのでジェノベーゼのような緑色ではありませんが、ミキサーで材料を攪拌して造る、まぎれもなく、ペーストです。リグーリアのパンソーティという詰め物入りの伝統的パスタに欠かせないソースで、具には肉が入らず、野草(普段草など)とリコッタがベース、というジェノベーゼとも共通点がある同じリグーリアのソースです。

くるみのソース。

ペーストは、ミキサーを使うと超簡単。クルミのソースも、薄皮をむくのが大変だけど、あとは耳を取って牛乳に浸したパン、にんにく少々、オリーブオイル少々、リコッタと一緒にミキサーにかけるだけ。
ジェノバを中心とするイタリアンリビエラやアルプスのふもとはクルミの産地。

クルミがどういう状態で実るかなんて、都会っ子は知らない人がほとんどのはず。

クルミソースのパンソーティPanzotti con crema di noci

手打ちパスタちだけじゃなく。シタビラメにも合います。



シタビラメのクルミソースは7月号の締めのリチェッタでした。
次号の(CIR8月号)はもうすぐ発売です。

リグーリア料理のお勧め本は“グリバウド・グランデ・クチーナ・レジョナーレ”シリーズ。




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イタリアの料理月刊誌の日本語解説『(CIRクチーナ・イタリアーナ・レジョナーレ)
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