今日の(CIR/クチーナ・イタリアーナ・レジョナーレ)の料理はブルスケッタです。
今月は美味しそうなイタリア各地のパンの料理を紹介してきましたが、このブルスケッタは、比較的一般的な白パンのブルスケッタです。
でも、トッピングはかなり個性的。
そもそも、ブルスケッタとは、炙るという意味のブルスカータbruscataが語源。
ラツィオやアブルッツォの言葉でしたが、イタリア中に広まりました。
パンを炙り、熱いパンににんにくをこすりつけて溶かし、塩、こしょう、プーリア産オリーブオイルなど風味の強いオイルをかけ、刻んだ完熟トマトや白いんげんなどをのせたものでした。
この定番のブルスケッタを現代風にするポイントは、脂肪を少なくする、つまり軽くすることと、食材に徹底的にこだわること。
(CIR)のブルスケッタの記事に登場するブルスケッタも、かなりトッピングにこだわっています。
ブルスケッタ。
ブルスケッタのルーツともいえるのが、フェットゥンタfett'unta。オリーブオイルの重要性が分かります。
フェットゥンタ。
(CIR)のリチェッタのブルスケッタ1品めは、サルシッチャ・ディ・ブラとフィノッキエットのブルスケッタ。
サルシッチャ・ディ・ブラは、豚肉を食べないユダヤ人の影響で子牛肉のみのサルシッチャ。ゆでたりグリルして食べますが、防腐剤を含まないので生でも食べます。豚肉のサルシッチャとはかなり違うものだそうです。
サルシッチャ・ディ・ブラ。
自然豊かな環境で飼育されています。
サルシッチャのブルスケッタ。
サルシッチャ・ディ・ブラとポロネギのタヤリン。
タヤリンは卵黄をやたら一杯入れるピエモンテのパスタ、タリオリーニです。下の動画のリチェッタは、00番の小麦粉300gと0番の小麦粉700g、卵黄30個です。
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