今日の料理は(CIR6月号)の前菜2品め。
“映画のようなラタトゥイユ”です。
ラタトゥイユと聞いて、『レミーのおいしいレストラン』が思い浮かぶ人は、ディズニー通ですな。
ピクサーが制作した2007年のアニメ映画て゜、そのタイトルが『ラタトゥイユ』でした。
ラタトゥイユはご存じの通りプロバンス地方はニースの家庭料理の夏野菜の煮込み料理。
ニース風ラタトゥイユ。
レミーのラタトゥイユ。
フランスのレストランで取材したという、レストラン目線で見てもなかなか面白い映画でした。イタリアのトラットリアあたりを舞台にしてたら面白そう。
ニース風は、素朴で野菜一杯の家庭料理ですが、レミーのラタトゥイユは、美しく盛り付けた星付きレストラン風の盛り付けです。薄い輪切りにした野菜を“トランプのように”並べるてオーブンで焼いてバラの形に盛り付けます。
さすがにアニメでは味までは分かりませんが、お客たちの食べっぷりから、昔食べたお母さんのラタトゥイユと同じ味だったことは、想像できます。
リチェッタの日本語訳はP.3にあります。
ちなみに、今月のリチェッタには、もう1品、映画の料理を再現したものがあります。P.7の“チチェリ・エ・トリア”です。
サレント地方のパスタメーカーの家族が主人公の『明日のパスタはアルデンテ』、という映画でした。『サーレ・エ・ペペ』誌の“映画と料理”という記事から訳した1品。
『明日のパスタはアルデンテ』の夕食シーン。
テーブルに並ぶ料理はかなり気合入ってます。
フェッラゴストは8月15日の祝日のことで、偶然だけど、今日ですね。多くの人は夏休み期間で、ピクニックやバーベキューをして家族や仲間と過ごします。年老いた、プライドは高いけど貧しいシングルマザーたちと、その愛情を一身に受けながら孤独な一人息子が、彼女たちの面倒を見ることになる・・という、現代日本でも普通にありそうな話。
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