2023年8月19日土曜日

マファルダはコッピア・フェッラレーゼで知られるパスタ・ドゥーラのパンでした。ただしフェッラレーゼは軟質小麦粉のパン。

(CIR)のイタリア風バーガーの記事(P.20)から、ごま付きバンズを取り上げました。

イタリアではごま付きパンと言えばシチリアのパンで、そのルーツは今はイタリア中に広まったマファルダというパンでした。

の成型方法は、かなり独特です。
まず生地を棒状にし、くねくね折りたたんだら尻尾をさらに伸ばして生地にの中央にかぶせてあの個性的な形にします。そしたら水少々を塗ってごまを散らし、発酵させて焼きます。


スローフードの“スクオラ・ディクチーナ”シリーズの『パーネ・ピッツェ・フォカッチェ
によると、マファルダは硬質小麦粉のパスタ・ドゥ―ロPasta duroという生地です。
パスタ・ドゥ―ロのパンは独特の形で知られるパンばかり。
その代表は、Xの形で知られるフェッラーラ(エミリア・ロマーニャ)のコッピア・フェッラレーゼ。小麦粉は軟質小麦粉で作ります。


ベネトのモンタス
Pane Montasùも軟質小麦粉のパスタ・ドゥーラ生地のパン。

(CIR)のリチェッタでは、水大さじ1と塩少々を加えた溶き卵を塗り、ごまとカボチャの種、またはシリアルなどを散らして焼きます。
バンズは0番の小麦粉とマニトバ粉の(リチェッタはP.20)柔らかい生地です。



=====================================
イタリアの料理月刊誌の日本語解説『(CIRクチーナ・イタリアーナ・レジョナーレ)
[creapasso.comへ戻る]
===================================

0 件のコメント:

スパゲッティの伝統がないベネチアで最近普及したのがクロアチア発祥のスパゲッティ・アッラ・ブザラ。スカンピのスパゲッティです。

ベネチアのシーフードの話、モエケまでやって気が付きました。 このままでは永遠に終わらない。 ベネチア甘く見てました・・・。 ベネチアの人が大好きな貝の話はまた次回に。 という訳で、ベネチア料理の話、次はパスタの話に移ります。 シーフードの料理は終わりが見えないほど各種あるベネチア...