2024年7月3日水曜日

トリュフの産地として知られる町、サヴィーニョは他のコムーネとの統廃合でヴァルサモッジャという名前になってました。それにしてもこの地方は美食の聖地。

今日はコッリ・ボロニェージの名物の
話。
まずはボローニャ県の名物、生ハムの相棒、ニョッコ・フリット。

コッリ・ボロニェージがワインだけでなく小麦の産地でもあることを思い出させます。
グルメでよく食べる地方ですよね。ただしワインはランブルスコで。

ボローニャ郊外の名店、アンティカ・オステリア・デル・ミラソーレのボローニャ名物。
この店、最高。

(CIR)の記事の中で、小麦や白トリュフの産地として紹介していた町、サヴィーニョSavigno。なんと2014年に他のコムーネと統廃合されてヴァルサモッジャvalsamoggiaというコムーネになってました。

アペニン山脈の麓、2019年のヴァルサモッジャ

サヴィーニョのトリュフ市

サヴィーニョの人気店、アメリゴ1934。町の中心部のトラットリアの雰囲気の星付きレストラン。

この地方のお薦め店の紹介、次回に続きます。

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2024年7月2日火曜日

コッリ・ボロニェージは上質なワインの産地ですが、歴史的にはカノッサの屈辱で知られるカノッサの領地。

今日のお題は今月のワイン。“コッリ・ボロニェージ”です。
コッリ・ボロニェージは、直訳すればボローニャの丘。
地形から独特の食文化が生まれた地域で、ボローニャ、つまり、エミリア・ロマーニャの州都で、肥沃な大地から本物の味が生み出される地方で、ワインの産地としても知られる地域。
2月号では山のワインとして、アルプスやアペニン山脈などのワインを紹介しましたが、山の麓には丘陵地帯が広がっています。丘陵地帯は山から受ける独特な地形的影響と、周辺の都市から受ける人間が作る食文化の影響が組み合わさって、歴史と文化などの複雑な背景があります。
そもそもボローニャはイタリアを代表する美食の街。

ボローニャ

ボローニャの味

コッリ・ボロニェージ

代表的なぶどう、ピニョレット、スティルとフリッザンテがある。

この地域の支配者として歴史的にも有名なのが、カノッサの屈辱で知られるトスカーナ女伯マティルデ・ディ・カノッサ。
マティルデの領地、モンテヴェッリオの中世祭り

カノッサの屈辱は、教皇と皇帝が対立していた時代のできごと。
カノッサ城門で教皇に破門されたローマ皇帝が許しを請う、というできごと。

カノッサの屈辱の実写版。
泣きながらバードレと呼んで門を叩くのはちょっとやり過ぎと思うけど、ドラマとしてはなかなか面白そう。小さな事件だけど、教皇側はローマ皇帝をはだしで跪くほどビビらせた事件として後々まで得意げに言及するようになった。教会と皇帝の対立をよく知ってるイタリア人からすると、面白い出来事だったんだろうなあ。

モンテヴェッリオはコッリ・ボロニェージの管理組合もある町。
コッリ・ボロニェージの名物の話、次回に続きます。
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2024年7月1日月曜日

南チロルのイタリアンは地元農家とレストランの強い結びつきが感じられる料理

パスタメーカーが消費者の要望を取り入れて次々に開発する新パスタ。さらにそれを使いこなすシェフたち。
今日取り上げるのは、アルトアディジェのレストランのシェフです。
南チロル地方と言う、イタリア料理の主流からは外れた地域。
でも、農作物の生産者とレストランの結びつきを強める試みなど、やっていることはとても先進的。

そしてこの地域を代表する料理人の一人が、レストラン、ツム・レーヴェンのシェフ、アンナ・マッチャー。
北イタリアの山の中のシェフは、トレントのパスタメーカー、フェリチェッティと同様、イタリア料理の可能性を無限大に拡大しています。

南チロル



シェフのリチェッタは(CIR3月号p.28~)
シュッテルブロートいう南チロル名物のライ麦パンを使った牛肉のタルタルのフリット、
イカとホワイトアスパラガスのカルボナーラ、子羊肉のコンフィなど、エキゾチックな食材を自由自在に使いこなして、北イタリアの山の上というハンデはみじんも感じさせない料理を作っています。
シュッテルブロート

子羊肉のコンフィ

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