2021年2月10日水曜日

BBQのデザートは、パーネ・エ・フルッタ。そう言えば、クロスティーニ、ブルスケッタ、フリゼッレと、イタリア料理はパンの前菜の宝庫でした。

何でも焼いちゃうバーベキューキングのディナーのデザートは、もちろん焼きます。
リチェッタは今月の「総合解説」P.37~。
デザートのベースはフルーツとパン。
焼くフルーツは、いちご、チェリー、桃。
BBQでいちご焼いてたら、びっくりするねー。
さすがにそのまま焼くのではなく、半分に切ってカルトッチョにして焼きます。
パンは桃のジュースのシロップを吸い込ませてからいちごと一緒に焼きます。
2品めはチェリー。
これもパンと一緒に焼いてクロストーニにします。
チェリーの汁が炭に落ちて、パンに軽いスモーク香が加わるんだそうですよ。
パンは小さなサイズのチャバッタ。
焼いたらギリシャヨーグルトを塗ってマラスキーノを散らしてからチェリーを載せて粉糖を振りかけます。
思ったより本格的なデザート。
最後は桃のグリル。
夏のディナーの締めくくりには比較的おなじみ。
下の動画はベーシックなグリルですが、「総合解説」のリチェッタは1つ星シェフのもの。
桃にモスカートを散らして焼きます。桃に詰めるホイップクリームはサンブーコの精油入り。

リチェッタを提供したのはジャガーのCMにもフィーチャーされるようなスターシェフ。クリスチャン・トメイシェフ。


でも、パンが出てきたあたりで気が付きましたよ。これはクロスティーニじゃないですか。
しかも、クロスティーニと言えば、トスカーナ。
トスカーナといえばBBQ大好き地方。

クロスティーニは農民の料理。
炙ったパンをスープやワインや、残り物で作った料理に浸して、パンくず一つ残さないように食べました。

ブルスケッタやフリゼッレもクロスティーニの仲間。手で食べるパンの前菜。
イタリア料理にはこのタイプの料理多いですよね。

パンとフルーツのブルスケッタ


トスカーナ料理のお薦め本、『クチーナ・トスカーナ

ルフィーノのトスカーナ



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総合解説
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イタリアワインの歴史を“ワインと階級”をキーワードで読み解く。農民のワイン、貴族のワイン、中産階級のワインはその誕生の背景からして全然違う。

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