2021年2月9日火曜日

地中海の植物は、葉っぱも枝も使える。リモンチェッロはレモンの葉っぱでもできる。

バーベキュー・キングなんて二つ名がついたシェフは、きっと朝から晩まで焼くことを考えているんだろうなあ。
だから、パスタも焼くし、デザートも焼きます。
イカは、ローリエの枝に刺して焼き、スズキはレモンの葉に包んで焼きます。
リチェッタは今月の「総合解説」P.34をご覧ください。

ローリエもレモンも、地中海を象徴するハーブと柑橘フルーツ。
庭で育てておけば、枝や葉っぱのこんな使い方もあるんですね。

ローリエの葉に含まれる油にはストレス軽減とリラックス効果が↓

ローリエの栽培

伸びた枝を選定したら、葉を取って枝を串がわりに。
これを開いたイカに刺して焼けば、イカのローリエ焼き。

リモンチェッロはレモンの葉からもできる↓
味はレモンで食ったものと同じ。
それだけ葉には精油がたっぷり含まれている。
ただしさすがにあの黄色は出ない。
この葉でスズキなどの切り身を挟んで身を保護しながら焼く。

レモンの葉のリモンチェッロlimoncello fatto con foglie di limone


材料/500ml分
無農薬のレモンの葉・・15枚
90度のアルコール・・250ml
水・・250ml
砂糖・・200g

・葉を摘み取り、流水で洗って乾かす。
・密閉容器にアルコールと葉を入れ、葉が常にアルコールに浸るように重石をのせる。
・蓋をして冷蔵庫で48時間漬ける。
・水と砂糖を中火で5分にて煮て冷まし、シロップにする。
・ガラスの密閉容器に葉を漬けたアルコールとシロップを入れ、ボトルに移し、冷蔵庫で30日寝かせる。

レモンの葉15枚で作るリモンチェッロ。
もったいなくてレモンの葉っぱはもう捨てられない。
ベランダで鉢で育てるレモン。


育てるのは大変かもしれないけど、育てたら使いみちはたくさんある地中海の植物。
イタリアの園芸店、超楽しそう。

畑を耕しながらレストランを経営するシェフは多い。

自らを農民料理人と名付けたシェフの本

ピエトロ・パリージ
/クオーコ・コンタディーノ


テレビで人気者になったこのシェフは畑を耕して家畜を育てた。

彼の本は、畑の作物のリチェッタを季節ごとにまとめている。
ジョルジョーネ/オルト・エ・クチーナ

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