2020年3月23日月曜日

イタリア近況その2

毎日毎日、ぎょっとするようなニュースばかり伝わってきて、イタリアで今生活している人たちは、どうしているのかなあ、と気になっておりました。
そんな折、うちの凄腕スタッフが、近況を教えてくれました。
イタリアで修行中の方々のご家族に届くといいなあ。

「日本では、悲惨なイタリア報道ばかりが目に入ってくるようで、頑張ってるイタリアも報道してくれたらいいのに、と思っています。」
「私の住むヴェネト州は、まだなんとか持ち堪えているようです。
近隣には大きな公立病院が2つありますが、一昨日、そのうち1つがコロナ様専用になりました。 
お隣のロンバルディア州は、ベルガモ県やブレーシア県など一部の地域がかなり深刻で、ミラノ県の感染者数も増加中です。
イタリアは20の州に分かれていますが、人口の1/6がロンバルディア州に集中しており、3/21までの死者約5000人のうち、3000人がロンバルディア州の方々です。
商業の盛んなロンバルディア州には各地に見本市会場があり、そこを臨時病院として使う準備が進められています。
3月初め、移動制限が発表される直前に、仏ニースにお逃げになったベルルスコーニ元首相は、汚名挽回すべく?ミラノ見本市会場臨時病院の費用として、1千万ユーロの寄付を発表しました。
しかし、即座にエッセルンガやMoncler、Lavazzaや財閥Agnelli家も1千万ユーロの寄付を発表したので、霞んでしまい、本当に愛すべきこの国の人々は話題に事欠かない、と実感しました。 
さて、これらの臨時病院では、医療従事者の食事が必要となるわけですが、ミラノではカルロクラッコ氏がボランティアでシェフを務めています。
ニュースはこちら

ベルガモでは、DaVittorioのエンリコ氏が立ち上がっており、1500人計1500食分の食材が足りない為、支援を求めています。(こちら)


なんの技術も持たない私が出来るのは、ただひたすら家に閉じこもる事だけ。
まだゴールが見えない北イタリアですが、ひとりひとりが出来ることをするのみです。

ほんとそうだね。





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