2024年3月7日木曜日

チケッティのバッカラ・マンテカート


今日のお題はヴェネチアを象徴する料理、バッカラ・マンテカートです。
バッカラ信者会(コンフラテルニタヴェネチアを象徴する料理、バッカラ・マンテカートです。

長期間保存できるように加工したバッカラを戻してさばくのはこんなに大変。ある意味、マグロの解体ショーに匹敵する見ものでした。


ベネチアでバッカラ・マンテカートを食べるなら、バーカロのチケッティで。


ベネチアに行ったら、バーカロの食べ歩きをしてチケッティ巡りを楽しみましょう。
バーカロではバッカラ・マンテカートやゆで卵と言ったシンプルなつまみ(チケッティ)とグラスワインを楽しめます。
ベネチアの人が友人や仲間と一杯やる場所なので、かなり賑やかです。
初めての時は人をかき分けて注文するのにちょっと勇気が必要だったけど、一度味を占めると、もう忘れられなくなります。バッカラ・マンテカートは白いポレンタに載せるのがベネチア風。白いポレンタは、他の地方では見かけないので、ベネチアで見かけたら、とりあえず食べておきましょう。




ベネト料理のミニシリーズの1冊、『ピアッティ・チッケッティ・ダ・オステリア』によると、
ベネチアのオステリアは、東洋でスパイスや絹の取り引きをしていた商人や、ローマ帝国の栄光を担った教会、蛮族と呼ばれた肉の串焼きや大きなパンを食べるロンゴバルディ人など、いくつもの食文化が出会う所でした。港で船を降りたこれらの人たちが最初に集まって取引をする場所、それがベネトのオステリアでした。

バッカラはベネチア以外にも広まりました。




下の料理はバッカラのローマ風。クリスマスイブの料理です。

シチリア風はバッカラ・アッラギオッタ。



スローフードの『オステリエ・ディ・イタリア

には、シチリア、ローマ、ヴィチェンツァのバッカラ料理のリチェッタが載ってます。

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(CIR)は『クチーナ・イタリアーナ』と『サーレ・エ・ペペ』という2冊のイタリアの月刊料理雑誌のリチェッタと記事を日本語に翻訳した約50ページの小冊子です。
価格は1冊\900(税・送料込)、1年12冊の定期購読だと15%引きの\9200(税・送料込)になります。紙版と、ネット上にupするPDF版があります。PDF版の価格は\800/号、定期購読は\7700/1年12冊です。料理雑誌も販売しています。

現在、2021年の号を販売中です。それ以前の号と、旧総合解説はシステムの変更のため販売を終了しました。
現在販売している(CIR/クチーナ・イタリアーナ・レジョナーレ)バックナンバーは、2021年1~11月号です。
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シチリア出身のシェフがミラノで出した店は、その名もイカの卵。イカの卵はベネチアのチケッティの珍品中の珍品でした。

ゴールデンウイークにイタリアに行く人たち、いいなあ、なんて思いながら、情報だけはどんどん入ってくるので、今年もせめて動画でバーチャルツアーしましょうか。 今年はミラノガイドのカリスマが、新しい本を出したので、その中からミラノのお店をいくつかどうぞ。 まずは老舗のパスティッチェリー...