今日のお題はヴェネチアを象徴する料理、バッカラ・マンテカートです。
バッカラ信者会(コンフラテルニタヴェネチアを象徴する料理、バッカラ・マンテカートです。
長期間保存できるように加工したバッカラを戻してさばくのはこんなに大変。ある意味、マグロの解体ショーに匹敵する見ものでした。
バーカロではバッカラ・マンテカートやゆで卵と言ったシンプルなつまみ(チケッティ)とグラスワインを楽しめます。
ベネチアの人が友人や仲間と一杯やる場所なので、かなり賑やかです。初めての時は人をかき分けて注文するのにちょっと勇気が必要だったけど、一度味を占めると、もう忘れられなくなります。バッカラ・マンテカートは白いポレンタに載せるのがベネチア風。白いポレンタは、他の地方では見かけないので、ベネチアで見かけたら、とりあえず食べておきましょう。
ベネト料理のミニシリーズの1冊、『ピアッティ・チッケッティ・ダ・オステリア』によると、
ベネチアのオステリアは、東洋でスパイスや絹の取り引きをしていた商人や、ローマ帝国の栄光を担った教会、蛮族と呼ばれた肉の串焼きや大きなパンを食べるロンゴバルディ人など、いくつもの食文化が出会う所でした。港で船を降りたこれらの人たちが最初に集まって取引をする場所、それがベネトのオステリアでした。
バッカラはベネチア以外にも広まりました。
下の料理はバッカラのローマ風。クリスマスイブの料理です。
シチリア風はバッカラ・アッラギオッタ。
スローフードの『オステリエ・ディ・イタリア』
には、シチリア、ローマ、ヴィチェンツァのバッカラ料理のリチェッタが載ってます。
には、シチリア、ローマ、ヴィチェンツァのバッカラ料理のリチェッタが載ってます。
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