バカラ・アッラ・ヴィチェンティーナ。主要な材料はバカラ(ストッカフィッソ)。
バッカラは塩漬けして天日で干したメルルーサ。ストッカフィッソは塩を使わず、強風で干して木のように硬くなったメルルーサ。バカラのヴィチェンツァ風は半分に開いて骨を取ったストッカフィッソにアンチョビ入り玉ねぎのオイル煮やグラナを詰めて、オイルやミルクでとろ火で3~4時間煮たもの。ストッカフィッソの産地、ノルウェーのロフォーテン諸島のリチェッタではなく、ヴィチェンツァのベテラン料理人のオリジナル。付け合わせは黄色いポレンタ。
バッカラ・マンテカート。戻して煮たバッカラにオイルを加えながらマンテカーレする。付け合わせは白いポレンタ。
。
マンテカトゥーラはリゾットに使われるテクニック。煮汁に脂分を加えて乳化させて米をつなぐ。パスタはアルデンテだけど、米の場合はこの状態をアッラオンダalla'ondaと呼ぶ。
リゾットのマンテカトゥーラやアッラオンダはプロたちの注目の技。マスターシェフでこの人はグランシェフたちにボロクソに言われてる。
イタリアのストッカフィッソは、ノルウェーと強く結びついている魚。そういえば、きのう食べた塩サバはノルウェー産だったなあ。1431年にベネチアの貴族の商人、ピエトロ・クエリ―ニがロフォーテン諸島で難破して、バッカラをイタリアに伝えた、という伝説はあまりにも有名。彼の足跡も詳細に分かっています。彼はクレタ島からマルヴァジーアやスパイスをベルギーのブルージュに運んでいたのでした。
干物貿易なんて言葉初めて聞きました。しかも1450年製作の世界地図まで登場して、ノルウェーのメルルーサは、途方もない旅をしたんですね。
=====================================
(CIR)は『クチーナ・イタリアーナ』と『サーレ・エ・ペペ』という2冊のイタリア料理の月刊誌のリチェッタと記事を日本語に翻訳した約50ページの小冊子です。
価格は1冊\900(税・送料込)、1年12冊の定期購読だと15%引きの\9200(税・送料込)になります。紙版と、ネット上にupするPDF版があります。PDF版の価格は\800/号、定期購読は\7700/1年12冊です。料理雑誌も販売しています。
現在、2021年の号を販売中です。それ以前の号と、旧総合解説はシステムの変更のため販売を終了しました。
現在販売している(CIR/クチーナ・イタリアーナ・レジョナーレ)のバックナンバーは、2021年1~12月号です。
定期購読は2021年からできます。
古い雑誌や本は在庫を探しますのでご相談ください。
本以外のお問い合わせもどうぞ。
ご注文の場合は、こちらのフォームからお願いします。
■本や(CIR)の購入方法
お問い合わせはこちらからどうぞ。
(CIR12月号)は現在発売中です。
(下記のリンクがクリックできない時は左クリックして表示されたurlをクリックしてください)
=====================================
クレアパッソのブログは下記の3種類あります。
■ブログ『イタリア料理ほんやくざんまい』
■ブログ『イタリアの料理月刊誌の日本語解説『(CIRクチーナ・イタリアーナ・レジョナーレ)』昔の「総合解説」はシステムの変更のため販売を終了しました。現在は(CIR)に名前を変更しました。
“ブランカート・クチーナ・シチリアーナ”シリーズ
スローフードのスクオラ・ディ・クチーナシリーズ
『スーゴとソース』
『ハリーズ・バー』
[creapasso.comへ戻る(hpはシステムのトラブルで長期間更新していません、あしからず。最新情報はすべてブログでお知らせします]
====================================
0 件のコメント:
コメントを投稿