野菜のグラタンですが、この料理のポイントは、白いベシャメルをかけて焼く定番のグラタンではなく、ベシャメルをサフランで黄色にしているところ。
ベシャメルが黄色になっただけで、随分印象が変わるもんですね。
オーソドックスなベシャメル。
さらにこの料理のポイントは黄金色のベシャメルで野菜を覆うのではなく、中央部分にだけかけて、両端のアスパラガスの緑を出しているところ。料理が美しくなるでけでなく、軽快になります。
サフランといえば、先日取り上げたばかりでした。
サルデーニャはサフランの産地で、その料理にもよく使われています。
サルデーニャのサフラン入りドルチェといえば、パルドゥラス。
個性的なサルデーニャのドルチェらしく、丸く抜いた生地に、サフランを加えて黄色くしたリコッタを詰めて角が6個ある籠の形にするという、手先の器用さと創造力が要求されるドルチェ。人の手のぬくもりが黄色いリコッタの地詰め物からも感じられます。
パルドゥラス。
サルデーニャのドルチェ。
作ってている最中は、どんな出来上がりになるのか想像もつかない。
でも、出来上がりは、素晴らしい!!! 長いけど話題になった力作ドキュメンタリー。
=====================================
ブログ『イタリア料理ほんやくざんまい』
イタリアの料理月刊誌の日本語解説『(CIRクチーナ・イタリアーナ・レジョナーレ)』
(CIR)2020年1月号、(CIR)2020年2月号、(CIR)2020年3月号、(CIR)2020年4月号、(CIR)2020年5月号、(CIR)2020年6月号、(CIR)2020年7月号、(CIR)2020年8月号、(CIR)2020年9月号、(CIR)2020年10月号、(CIR)2020年11月号、(CIR)2020年12月号、(CIR)2021年1月号、(CIR)2021年2月号、(CIR2021年3月号)、(CIR2021年4月号)
“ブランカート・クチーナ・シチリアーナ”シリーズ
スローフードのスクオラ・ディ・クチーナシリーズ
『スーゴとソース』
『カッチャジョーネ』
[creapasso.comへ戻る]
0 件のコメント:
コメントを投稿