2023年7月10日月曜日

白いガーディアン、マレンマ・シープドッグと、穴掘り大好き犬、ラゴット・ロマニョ―ロ。イタリアの2大働く犬。

羊飼いの本場として知られるサルデーニャ。羊に関しては中央イタリアも負けず劣らず知られている。
(CIR4月号)によると(日本語訳はP.51~)、中央イタリアの子羊肉は、アニェッロ・デル・チェントロ・イタリアというIgp製品。管理組合によって厳しく管理されています。
中央イタリアの範囲はトスカーナ、ラツィオ、アブルッツォ、マルケ、ウンブリア、エミリア・ロマーニャの一部。

(CIR)5月号は来週発売予定ですが、それには羊のチーズの記事があります。毎月記事を訳していて、なんだか、羊の群れが飼えそうなくらい詳しくなった気がします。羊の群れを引き連れて移牧に行くなら、牧羊犬も必要ですね。クマや狼と戦える大型犬が必要だそうです。
動画に白くて大きな牧羊犬がでてきましたが、イタリアでは牧羊犬とトリュフ犬が大人気。

優しい巨人、白いガーディアンと呼ばれて愛されているマレンマ・シープドッグ。ちなみにprime videoで“プロセッコ殺人事件”を観てたら、いきなりマレンマ種のワンちゃんが登場して、カルティッツェのぶどう畑、とかいう話も出てきて、大人気のプロセッコの40haのぶどう畑を親から受け継いだ伯爵の気持ちがよくわかって面白かったです。映画の冒頭、伯爵は、毎年1haを休耕地にするように、プロセッコの土地を受け継ぐということは畑の一部になることだ、と相続人に言う話から映画は始まります。最初はよく意味がわからないこの言葉も、話が進んでいくうちに、あるいはプロセッコが好きな人なら、分かるはず。
それにしても、プロセッコは映画ができるほどアメリカで知名度か広がって、人気になったということ。

アメリカだけでなく、イギリスでも人気だそうです。

マレンマ・シープドッグ。



一方、トリュフ犬として知られるラゴット・ロマ二ョ―ロ。穴掘りが大好きで優れた嗅覚を持つ。子犬の頃からの訓練を経てプロになる。



agnello del centro ItaliaIgp。

動画に出てきたアブルッツォの子羊料理の代表、アニェッロ・カーチョ・エ・オーヴァは4月号のベルパエーゼでもアブルッツォの代表料理としてリチェッタを載せています(P.27)。

おまけの動画は子羊には全然関係ないけど、柴犬の動画。“四つ足の侍”だって、なにこれ、壮大なBGMで超カッコいいんですけど。

サルデー二ャの子羊肉は野性味があり、中央イタリアの子羊肉はやや大型で味と色はもっと濃い。
中央イタリアには、乳飲み子羊肉、という分類と、乳離れした子羊の次に、アニェッロ・レッジェーロという分類がある。
今日は肉の話のつもりが、牧羊犬の紹介しちゃいました。イタリアの働く犬たち、サイコー。

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イタリアの料理月刊誌の日本語解説『(CIRクチーナ・イタリアーナ・レジョナーレ)
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ブッラータ・ディ・アンドリアIgpの管理組合のロゴはチーズを作る2つの手。熱い思いが込められていそう。モッツァレラ・デイ・ブファラ・カンパーナdopのロゴにも深い思いが込められてます。

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