(CIR)の記事、ベルパエーゼから、今日はプーリアです(日本語訳はP.30~)。
プーリアは自分だけのシックなバカンススタイルを提起する起業家精神と、独特の持てなしの習慣でハリウッド化に成功した、樹齢の古いオリーブ畑と海に挟まれた地方。
プーリアやバリの美しさは映画によって広まったそうです。ここ15年ほどプーリアはイタリア人にとっても記録的に大ヒットしています。
国際的セレブに大人気で、ミラノなど大都会に住む人たちは映画を観た後、プーリアの太陽やビーチ、美味しいものをすぐに体験したくなり、農場を1週間ほど予約して週末を過ごし、海に入ってティエッラを食べ、アルべロベッロのトゥルッリを探検し、イタリアでも知られていない場所で小さくてゴージャスなホテルを経営するための家を探す人が増えたそうです。トスカーナやサルデーニャは高すぎる。地元の味と香りを探してどんどん田舎が再発見されました。
なんだか、日本の状況と似ているような気がすごくします。
バリは今やイタリアのバルセロナと呼ばれていて、プーリアの春と呼ばれるような一大ブームが起きました。
プーリアの多くの若者はヨーロッパやアメリカに旅立ち、トマトのフォカッチャとマンマのパスティッチョット以上のものを見つけて、流ちょうな英語と国際的な考えを身につけて帰ってきました。彼らには、故郷としてのプーリアは、どんな風に映っているのでしょうか。
イタリアで映画の聖地巡礼が大好きだった私としては、トスカーナもプーリアも、映画のシーンを思い出しながら巡っていました。プーリアも、『薔薇の名前』という映画の舞台になった世界遺産の城、カステル・デル・モンテに行きたくて、情報がすごく乏しい中、苦労してなんとかたどり着いた記憶があります。
カステル・デル・モンテ。
美しい自然の中に紛れ込んだ雄大な歴史、人情に厚くて人懐こいプーリアの人々、そしてなによりも、何を食べても美味しいプーリアの料理や産物、特にプーリアのオリーブオイルでお肌が艶々になったことは、イタリアではいつもお肌がかさかさになるのが悩みだった私が、プーリア大好きになった最大の理由でした。
それから時が流れたけど、今でも一押しの州、プーリア
これからプーリアに行く人にちょっとしたしアドバイス、カステル・デル・モンテを建てたフリードリヒ2世がどんな人か全然知らないと、どこに行ってもぽか~んとすることになります(経験談)。
sapori di puglia。
プーリアのワイン、大地、旅・・・。
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