今日はランブルスコに合うリチェッタのラスト、3品めです。
さて、この料理“ピスタチオ入りポルペットーネ”ですが、日本語のリチェッタは(CIR5月号P.47)です。
まず、このリチェッタの特徴は、豚肉と子牛肉の料理であること。さらにリコッタ・ロマーナも250g入ります。言い換えれば、肉と他の食材を調和させた詰め物です。
今までペコリーノ・ロマーナは度々見てきましたが、今回はリコッタ・ロマーナ。ペコリーノじゃありません。フレッシュチーズは産地で味わうとこれが本物の味か!!!ということを知ることができます。
羊飼いのリコッタ。
飲みやすさが特徴のランブルスコですが、様々な個性のものが造られています。記事を載せた『サーレ・エ・ペペ誌』では、カミッロ・ドナーティのイル・ミオ・ランブルスコという、ネーミングからして面白いランブルスコを組み合わせています。
下の動画はカミッロ・ドナーティが瓶内自然二次発酵について語る動画。先祖から受け継いでいる醸造方法を解説する彼は、なかなかのこだわりの醸造家のよう。ミオ・ランブルスコはランブルスコ・マエストリ種のぶどう100%。ランブルスコの中では色が最も深く出る品種だそうです。
ランブルスコの締めくくりは管理組合創立50周年を祝ったというニュース。まだまだ個性的なランブルスコがどんどん造られているようですね。
そういえば、そもそもどんな料理にも合うワインというのがランブルスコのセールスポイントだったはず。個性まで加わったら、この夏はランブルスコ一択かも。
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