2020年12月16日水曜日

復活祭のピッツァをウイーンの宮廷が作るとこうなる。トリエステのピンツァ。

復活祭の伝統料理の話、今日は、トリエステのピンツァpinzaです。
トリエステはフリウリ・ベネツィア・ジューリアの州都。
アドリア海とアルプスに挟まれたとても小さな街で、時間がない観光客は1時間も滞在しないで通り過ぎていく街。
でも、地中海地域の中にあって中央ヨーロッパの空気をひしひしと感じる劇場のような場所で、この中に宇宙のすべてが要約されている、と言った有名な作家(Ippolito Nievo)の言葉がよく引用されます。

アドリア海に沈む夕陽とカフェは忘れずに。
一生の思い出になります。

この街にはスラブとウイーンの文化が伝えられました。
お菓子を始めとする食文化にもその影響は見られます。

復活祭の伝統料理として紹介するのは、ピンツァです。
ピッツァとも聞こえますが、トリエステの復活祭といえばピッツァです。

ピッツァ・ディ・パスクアとは言ってもナポリのカザティエッロとはまったく違って、ウイーンの宮廷の香りがしそうです。

リチェッタは「総合解説」2019年3/5月号P.27にあります。
ピンツァはトリエステの復活祭の朝食や家族が集まる復活祭のディナーの前菜には欠かせない食べ物。↓

復活祭のピッツァは中世に修道女が作り始めたと伝えられています。
その特徴はよく膨らんでいること。

これでもかと具を詰め込んだカザティエッロとは違って、トリエステのピンツァは具の痕跡はまったくないのに、バターを始めとしてリッチな食材をたっぷり使い(カザティエッロはラードでした)、風味は相当豊かなはず。お上品で洗練されています。



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グランディ・クラシチ

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