2020年12月23日水曜日

ラザーニャ生地のバリエーション、ストラッチェッティはぼろきれというひどい名前だけど、ぶきっちょさんでも簡単に作れます。

ジビエの話になりそうでしたが、パスタのマルタリアーティの話をしているんでした。
今月の「総合解説」のマルタリアーティの最初のリチェッタは、うさぎとアスパラガスのマルタリアーティP.34。
うさぎ肉はかなりマイルドでデリケートな味なので、パスタもタリアテッレの切り落としのような薄くて細めのパスタが合う、ということはわかりました。
次の料理はエビとピスタチオペーストのストラッチェッティです。
そもそも、マルタリアーティmaltagliatiには切り損ない、という意味があります。
手打ちパスタの本場エミリア地方では、パスタ作りは姑から嫁へと受け継がれる伝統の技。
もし姑に、あんたのパスタは切り損ない、なんて言われたら、今時の嫁なら耐えられないと思うのですが、容赦ないです。今度はストラッチェッティstraccetti/ぼろ切れですよ。

決まったリチェッタはないと思うけど、1回見ただけではわからなかったストラッチェッティの作り方↓

グラニャーノのあるパスタ・メーカーにはストラッチェッティという名前のパスタがありました(こちら)。
商標登録しているそうで、どんなパスタにも歴史があると豪語していますが、このパスタの由来は不明。
写真を見る限り、切り落としのミックスかと。

下の動画はもっとわかりやすいです。ラザーニャの生地を重ねて作ります。
これはぶきっちょさんには救いの神みたいなパスタで、簡単にできます。



「総合解説」でこのストラッチェッティに組み合わせたソースはエビとピスタチオペースト。エビは炒めるだけ。ピスタチオペーストは材料をミキサーにかけるだけの、これもお嫁さんには嬉しい簡単にできて本格的なソース。

ペーストといえば、ファッチャーモロ・ペスト

という楽しい本もあります。



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ファッチャーモロ・ペスト
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