2020年5月14日木曜日

修道院生まれでナポリの旧市街育ちのスフォリアテッラの最終形態はストリート。

スフォリアテッラは、アマルフィの修道院で生まれて、ナポリの旧市街のオステリアで育てられたドルチェだ。
その商才豊かな店主、パスクアーレ・ピンタウロは、1818年、スフォリアテッラのすごい人気を知ると、店をすぐにパスティッチェリーアに変えた。
そして、ドルチェをもっと売りやすい形に変え、当時のナポリ人の好みに合わせた味に変えた。

このピンタウロと前々回のブログで紹介したナポリ駅の近くの店、1930年代オープンのアタナシオが、
ナポリのスフォリアテッラの2大巨匠。

イタリア人に支持されているニュートンの地方料理シリーズの、ナポリのドルチェの著者は、ナポリ料理書の第一人者、ルチアーノ・ピニャタロ氏。

表紙はスフォリアテッラですね。
■Attanasio
Vico Ferovia 1/2/3/4

■Pintauro
Via Toledo, 275
リチェッタは、フロッラ、リッチャ、サンタローザ(別名モナキーナ)と、3種類もあります。
アタナシオのスフォリアテッラ・リッチャとフロッラ↓


それでは本のリチェッタをどうぞ。
◆スフォリアテッラ・フロッラ/Sfogliatella frolla
材料/6人分
小麦粉・・300g
ラード・・150g
砂糖・・120g
セモリーノ・・200g
リコッタ・・200g
粉糖・・175g
卵・・2個+卵黄・・2個
チェードロのカンディートとオレンジピール・・100g
バニリーナ・・1袋

・小麦粉、砂糖、ラード、卵黄2個でパスタ・フロッラ( タルト生地)を作り、休ませる。
・水500mlと塩一つまみを沸騰させ、セモリーノを振り入れて木べらでかき混ぜながら15分煮て冷ます。
・詰め物を作る。リコッタを裏漉しして粉糖、バニリーナ、卵1個、チェードロとオレンジピールのみじん切り、冷めたセモリーノを加える。
・台でパスタ・フロッラを伸ばし、小さな型に敷き込む。中央に詰め物をを少量のせる。
・生地をかぶせて縁を閉じ、同じ形に成形する。余った生地を切り落とす。
・ラードを薄く塗った天板に並べ、溶き卵を塗る。180℃のオーブンで約15分焼く。
・粉糖を振りかけて熱いうちにサーブする。

修道院で生まれてナポリの旧市街で育ったスフォリアテッラの最終形態はストリート・フード。
こんなの目の前で作ってたら見ちゃうよねー。


次はリッチャのリチェッタ。

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『ニュートン・ドルチ・ナポレターニ』
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