2025年5月2日金曜日

500年前のヨーロッパ最初の近代的戦い、パヴィアの戦いで捕虜になったフランス王のために農民が作った料理、ズッパ・パヴェ―ゼ。

(CIR1月号)の地方料理、今日の料理はズッパ・パヴェ―ゼzuppa paveseです。
日本語のリチェッタはP.6。

マルケージが作るズッパ・パヴェ―ゼ。


みじん切りの香味野菜と、たっぷりの野菜入りのミネストラ。パスタ・エ・ファジョーリとの共通点も感じられます。パンと落とし卵入りのズッパ。
その名にある通り、パヴィアの伝統料理。

パヴィア

1525年にパヴァアではパヴィアの戦いというのがありました。フランス王フランソワ1世が率いるフランス軍と神聖ローマ皇帝のハプスブルク家の戦いです。かなり多国籍なヨーロッパの戦いで、その戦場となったパヴィアは当時はミラノの一部。フランス軍は勇敢に戦いましたが、王が捕虜になってしまいます。
牢に囚われているその王のために農家の娘が作ったシンプルなミネストラがズッパ・パヴェ―ゼ。

パヴィアの戦い

パヴィアの戦いから500年たった現在。

余りにも歴史的な料理だったし、主役がフランス王と大物だったためか、この料理の歴史を説明する時は、必ずパヴィアの戦いの説明から入る。


この素朴な料理の歴史は壮大で、実写化も多数あり。

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(CIR)は『クチーナ・イタリアーナ』と『サーレ・エ・ペペ』という2冊のイタリア料理の月刊誌のリチェッタと記事を日本語に翻訳した約50ページの小冊子です。イタリアの地方料理の本としては最高の雑誌です。
価格は1冊\900(税・送料込)、1年12冊の定期購読だと15%引きの\9200(税・送料込)になります。紙版と、ネット上にupするPDF版があります。PDF版の価格は\800/号、定期購読は\7700/1年12冊です。料理雑誌も販売しています。

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