今どきの若者U30世代が好きな料理が今月のリチェッタのテーマです。
確か生まれた時から携帯がある世代でしたっけ。
料理の世界では、最近強く感じるんですが、生まれた時から生魚を食べる習慣があった世代、それが若い世代ではないでしょうか。その習慣が広まった影響なのか、寿司もすっかり定着しました。
イタリアンの生魚の料理と言えば、カルパッチョ。
そもそも生まれた当時のカルパッチョは牛肉の料理でした。
創業者の息子、アッリーゴ・チプリアーニ著の『ハリーズ・バー』には
、この料理の誕生の物語が詳しく語られています。
リチェッタもあります。それによると、ハリーズバーの創業者、ジュゼッペ・チプリアーニが考え出したカルパッチョの材料は若い牛のサーロイン。
1950年にベネチアのハリーズバーで生まれて店のシンボルになったこの料理が生まれた1950年に、ベネチアでは人気の画家、カルパッチョの展示会が開かれていました。
ハリーズ・バーのカルパッチョ。
画家のヴィット―レ・カルパッチョ。
(CIR2月号)の若者が好きな料理、前菜の3品目はスズキのカルパッチョです。
今や、カルパッチョは生魚の料理になりましたよね。
スズキのカルパッチョ。
カルパッチョはかつては赤い料理でしたが、今や生の白身魚の白い料理。
そもそもは若い牛のサーロインの薄切り肉にサルサ・カルパッチョを細く、斜め格子状にかけたもの。
本によると、サルサ・カルパッチョは、
自家製マヨネーズ・・250g
搾りたてのレモン汁・・小さじ1
ウスターソース小さじ1~2
牛乳・・30~45㎜
挽きたての白こしょう、塩
・マヨネーズ、ウスターソース、レモン汁、牛乳を混ぜて濃いソースにし、塩、こしょう、ウスターソースやレモン汁で味を調える。
(CIR)のカルパッチョは、みかんのソース。
汁をティムットペッパーというこしょうと油で調味します。
ティムットペッパー。
ネパールのこしょうだって。
日本語のリチェッタは(CIR)P.3にあります。
これがU30世代の作るカルパッチョ。知らない間にこんなに進化していました。
次はリゾット。このイタリアンの定番をU30はどう料理するのか。
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