2025年5月27日火曜日

チーズの役割が完全に魚になったのが今どきの若者の食事。でも、ほっとくとノンナやマンマが作ってあげたくなるようなもの食べてる。

(CIR2月号)のリチェッタは、U30の若者が好きな味がテーマ。
今どきの若者が何考えているのかさっぱりわからないのはどの国も共通の問題。
そこで、いっそのこと若者が考える今どきの料理を、若者に作らせてみよう、というのが今月のリチェッタ。

今どきの若者が1日に食べるもの。こんなものばっかり食べてちゃ栄養偏るよ。ノンナかマンマが必要。

世界中に広まったステレオタイプのイタリア料理。チーズが魚に代わったのが大きな変化。

作ったU30のメンバーは、ロンバルディア出身で世界をまわった後、カリフォルニアで植物と料理の研究をした人、有名シェフの元で修業した後、28歳でホテル・レストランのシェフになった人物、シチリアのカターニア出身のミラノで修業した女性、26歳のパン屋の息子でレッコのパティシエなど、プロの料理人の個性的な若者たちが考案しています。

前菜の1品目は、フライパンで作るピッツェッテ(日本語のリチェッタはP.2)。
今どきの若者の料理は簡単で軽い料理。ピッツェッテはピッツァを小型にして簡単にした時短料理。
フライパンで焼くピッツェッテ

ピッツェッテ・ビュッフェ

トッピングの定番はトマトのパッサータ、モッツァレラ、オリーブ、きのこ、アンチョビ、バジリコ。私とピッツェッテの出会いは、ミラノでした。ミラノでのったタクシーの運転手が、ランチ食べてなくて、おいしい行きつけのパン屋があるからちょっと寄っていい?と言うのです。駅のそばのパン屋で運転手が買ったのがピッツェッテ。私の分も買ってくれたのですが、そのおいしかったこと。やっぱり世界中で、タクシーの運転手さんは美味しいものを知ってる、と感動しました。忙しい運転手さんの腹ごしらえにもぴったりの1品です。それ以来、パン屋で見かけると、つい買っちゃいます。
次の1品もピッツァのモダンバージョン。ピンサ。

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(CIR)は『クチーナ・イタリアーナ』と『サーレ・エ・ペペ』という2冊のイタリア料理の月刊誌のリチェッタと記事を日本語に翻訳した約50ページの小冊子です。イタリアの地方料理の本としては最高の雑誌です。
(CIR)は2冊の雑誌を毎月日本語に翻訳している力作です。イタリア発の地方料理の情報は、昔の有名書籍が売り切れて入手困難になっている昨今ではとても貴重です。
価格は1冊\900(税・送料込)、1年12冊の定期購読だと15%引きの\9200(税・送料込)になります。紙版と、ネット上にupするPDF版があります。PDF版の価格は\800/号、定期購読は\7700/1年12冊です。料理雑誌も販売しています。

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