(CIR3月号)から、《筋付きパスタと筋なしパスタ》の話です。
記事では、パスタ・セッカの最高のものはカンパーニアでだけ造られている、というのは誤った考え、
と断言しています。1500年にはすでにローマやパレルモ、ミラノなどイタリア各地にパスタ工場があったそうです。
1574年にジェノヴァでパスタメーカーたちの協同組合ができた、というのはイタリアのパスタの歴史上でも有名な話。
ペンネも、1865年にジェノヴァで発明されたパスタ。
どうやら特許を取ったようで、発明者の氏名や年が記録に残っています。
発明したのはGiovanni Battista Capurroという人物。
ペンネ・アッラビアータ
パスタの筋は、ソースがパスタによくからむように考え出されたもの。
そもそもペンネはソースがよくからむ形として生まれました。
筋付きパスタの本場はローマです。
メッゼ・マニケやリガトーニはローマの小麦から生まれました。
メッゼ・マニケのグリーチャ
筋付きパスタとローマのソースの組み合わせは、たくさんの名物料理を生み出しました。
でも、筋付きパスタはソースを絡めやすくするため、という発想は、現在では根本から変わったのだそうです。
次回に続く。
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