イタリアとフランスは、ライバルだけど、とても近い存在。共に食文化に関しては、超巨大なプライドを持ち、外国の食文化にも多大な影響を与えてきた国。
互いに自国の料理は相手の食文化に影響を与えたと、堅く信じている。なので、その中心人物カテリーナ・デ・メディチに関しては、虚実入り乱れた様々な伝説が残されていて、そのまま信じてはいけない、ということを今月の(CIR)の記事でひしひしと感じました。
カテリーナがフランス料理に影響を与えたことはイタリア人にとっても誇り。
カテリーナがフランスに伝えてその後、フランスの影響で世界中に広まった、とされる料理の代表的な料理が(CIR3月号P.16~)に日本語訳を載せた6品。
それにしてもこれだけ胸を張ってカテリーナがフランスに与えた影響を語るには、かなりフランス料理を研究する必要があります。こうして両国の食文化は広まっていったんだろうなあ。案外、イタリア料理の最大の理解者はフランスだったりして。
カテリーナ・デ・メディチとフランス料理。
その代表的な料理、鴨のオレンジ風味。メディチ研究所のリチェッタ。
以前紹介したトスカーナ料理、カラバッチャがそのルーツ。
さんざんカテリーナの動画を見ましたが、その結果フランス料理のことを勉強した気になりました。
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