(CIR2月号)のグルメガイドはフィレンツェ(CIRP.22)です。
世界的な、大きな観光地だし、行ったことのある人も多いと思いますが、昔から続く世界的な老舗が多い街なので、古い情報も意外と役に立ちます。というか、古い店ほど情報は貴重です。
アートの観光情報は巷に溢れていると思いますが、このブログでは食べ物の話中心。フィレンツェのグルメガイドとなると、必然的に歴史のある名店の話になります。
最初の店はプロカッチ。1885年創業。
ヘーゼルナッツやトリュフの再販所として開業した店で、トリュフのパニーノなど、トリュフ風味のオイルや蜂蜜、アンチョビなどの食材の店として人気になった軽食もとれる店。トルナブオニ通りにあります。トルナブオニ通りはフィレンツェ中心部のブランドショップ地区。
まさかフィレンツェにトリュフのパニーノノが名物の店があるなんて、知らなかった。次はカフェ・ジッリ。フィレンツェで一番古いバール。レプップリカ広場にあります。
昔、私はフィレンツェでイタリア語を勉強していましたが、この店に対しては、上の動画のお父さんと同じことを考えていました。貧乏なアジアの若造を拒むような、高級感とスノッブな感じをギンギンに発しているこの店は、入口からして場違い感が強烈でした。イタリアで最初に知ったカフェです。今ならこれがヨーロッパの老舗のカフェの一般的な雰囲気だと知りましたが、当時はびびってました。
学校への通学路上にこんなカフェがあるので、ほぼ毎日通っていました。でも、困ったことに、通学路の途中に、超魅力的な店があって、そちらは毎日通っていました。フィレンツェの下宿先で同部屋になったスイス人が教えてくれた店です。ここがフィレンツェで一番美味しいジェラート屋だよ、と。スイス人の情報網はすばらしく、聞いたこともないフィレンツェの魅力的な店や食べ物をあれこれ教えてくれました。代わりに私は、生ハムやワインや惣菜を買い込んで部屋でみんなをおもてなしたものです。懐かしいなあ。
1929年にオープンしたたジェラテリーア、ヴィヴォリ。
ジェラートはコッパ入りのみ。名物はアルケルメス風味のズッコット、コーヒージェラートが中央に入ったコッパ・グラン・カフェなど。
シニョリーア広場のリヴォアールの創業者は、フィレンツェがイタリアの首都になった時にサヴォイア家と一緒にトリノからフィレンツェに移り住んで店を開きました。フィレンツェでトリュフのパニーノが食べられる理由が分かりましたねー。
ズッコット・フィオレンティーノ
ズッコットはフィレンツェの伝統のドルチェ。
ズッコットコンクールも開催されている。=====================================
(CIR)は『クチーナ・イタリアーナ』と『サーレ・エ・ペペ』という2冊のイタリア料理の月刊誌のリチェッタと記事を日本語に翻訳した約50ページの小冊子です。
価格は1冊\900(税・送料込)、1年12冊の定期購読だと15%引きの\9200(税・送料込)になります。紙版と、ネット上にupするPDF版があります。PDF版の価格は\800/号、定期購読は\7700/1年12冊です。料理雑誌も販売しています。
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