そもそも、“地中海の”春の料理じゃなく、地中海と“アルプス”の春の料理です。去年あたりからイタリア料理はアルプス、または山の料理と地中海料理から構成されている、という意見がとても強くなり、世界遺産に立候補した頃から勢いがついています。
さらに冬季オリンピックも控えているので、まだまだ山の話題は続きそうです。
この記事は、アルト・アディジェの星付きレストラン、ツム・レーヴェンのリチェッタを紹介しています。イカのカルボナーラや料理や子羊肉のコンフィなど、アルプスと地中海が入り乱れています。
ツム・レーヴェンのシェフ、アンナ・マッチャー。
今月の記事も面白かったです。まず地方料理はナポリの《フリッタータ・ディ・スカンマロ》。ナポリ料理の背景は、ほんと楽しいものばかり。この料理にもナポリらしい、軽く笑える背景がありました。
さらに食文化の記事は、《カテリーナ・ディ・メディチ》。
イタリア料理史上の重要人物なので、どんな面白いエピソードがあるんだろう、ぐらいの軽い気持ちで訳していたら、ウルウルしちゃいました。
さらにパスタのリチェッタは、《筋付きか筋なしか》。
パスタの基本とも言える話ですが、これまで常識と思っていたことが、全然違っていたことを知りました。
筋付きか筋なしかはイタリア人の間でも議論のネタ。
そんなわけで、今月の記事は、常識を覆す意外な話の連続でした。詳しくはブログで解説していきます。
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