2024年6月15日土曜日

ヴァルテッリ―ナのそば粉のパスタに合わせるなら、ロッソ・ディ・ヴァルテッリ―ナ。ただしコクのあるバターとチーズも不可欠。

今月(CIR2月号)は《山のワイン》の記事がありましたが、実は、今月のワインの話はまだだったのです。今月のワインのテーマはヴァルテッリ―ナのワイン。
ヴァルテッリ―ナはロンバルディア州北部、中心地はソンドリオ。渓谷を守るように周囲を囲む山脈はアルプス。スイスとの国境地帯でコモ湖があります。

ヴァルテッリ―ナ、ソンドリオ

ヴァルテッリ―ナvaltellinaの主要なぶどうはネ ?rel=0ッビオーロnebbiolo、別名キアヴェンナスカchiavennasca。機械が入らない急斜面の小さな段々畑で人力で栽培されています。

ネッビオーロから造られるワインは、ロッソ・ディ・ヴァルテッリ―ナDoc、ヴァルテッリ―ナ・スーペリオ―レ、スフォルツァ―トやスフルサート、の2種類のDocg。
この地方のワインの話は山のワインでも出てきました。その中で、ヴァルテッリ―ナの歴史を造ってきたカンティーナで地元のーで人気のロッソ・ディ・ヴァルテッリーナと紹介されたのが、ニーノ・ネグリ。

ニーノ・ネグリの優しくて優雅な赤、ロッソ・ディ・ヴァルテッリ―ナ。

広がりがあり熟したニーノ・ネグリのスフォルツァット。

複雑で権威があるスーペリオ―レ。タンニンを感じる組織がある。

これらのボディーがあって頑丈な赤ワインに組み合わせるヴァルテッリ―ナ料理は、

ヴァルテッリ―ナのストラーダ・デル・ヴィーノ。ヴァルテッリーナは美食の地。

ロッソ・ディ・ヴァルテッリ―ナは生き生きとした刺激的な酸味で、タンニンは存在てしても強すぎない。脂肪をマイルドに落とすのでブリーモ・ピアットに合う。
この地方のプリーモ・ピアットと言えば、“ピッツォッケリpizzoccheri”。
ほかに、そば粉料理にサルーミやジビエなど。

ヴァルテッリ―ナの名物料理、ピッツォッケリはそば粉の料理とは言え、コクのあるチーズとバターをかける。ちなみにこの地方の名物チーズは“ビット”
ピッツォッケリ

ビット


ヴァルテッリ―ナの山の上はリトルチベットなんて呼ばれる厳しい場所だけど、その料理は美味しそう。

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(CIR)は『クチーナ・イタリアーナ』と『サーレ・エ・ペペ』という2冊のイタリア料理の月刊誌のリチェッタと記事を日本語に翻訳した約50ページの小冊子です。
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